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政調審議会、農林役員会、農産物輸出促進対策委員会、医療と地域の明日を考える会、綜學勉強会に出席しました

2022年1月25日 火曜日

1月25日は、午前10時から「政調審議会」に出席しました。

本日は、「所得税法等改正案」「地方財政計画」「地方交付税法等改正案」「地方税法等改正案」「キャッシュレスによる歳入等の納付法案」「保険業法改正案」「警察法改正案」「雇用保険法等改正案」の8案件についての審議が行われ、いずれも了承されました。

午後1時からは「農林役員会」に出席しました。

本日は、「令和3年度食料・農業・農村白書および森林・林業白書の構成案」と「土地改良法の一部を改正する法律案(案文)」についての協議が行われました。

午後2時からは「農産物輸出促進対策委員会」に出席しました。

本日は、上月委員長から「稼げる輸出」に向けた政策提言と委員会の進め方の案についての説明を頂き、引き続き、農林水産省から「農林水産物・食品の輸出の現状について」の説明を受けて、意見交換を行いました。

私からは、人・農地プランの策定と有機農業を含む輸出作物の産地づくりが整合性を持つようにすべきであること、輸出の数値目標の積み上げについて精査を行うとともに、海外での農業生産・販売についての考え方も整理すべきである旨の意見を申し上げました。

午後3時すぎからは「医療と地域の明日を考える会」の勉強会に出席しました。

本日は、国際医療福祉大学の石川ベンジャミン光一教授から「新たな医療のグランドデザインにつながるデータ分析について」と題したご講演を頂き、質疑を行いました。

私からは、医師の数だけでなく地域で必要とされる診療科の医師が偏在している課題を解決することが必要であること、過去の人口動態を前提に、医師を東京に移すのではなく、地域の医療を確保し、東京一極集中を是正すべきであることを意見として申し上げました。

午後6時からは、オンラインで開催された第60回「綜學勉強会」に参加し、冒頭に世話人を代表してご挨拶を申し上げました。

本日は、林英臣先生から、「『逝き世の面影』と江戸日本学~祖国再生の原点ここにあり!」と題した講義を頂きました。

『逝き世の面影』は、著者である渡辺京二が、江戸末期に日本を訪れた外国人の文献から当時の日本の姿を描き出した著書であり、そこに描かれた人々の姿を通して、「心豊かな社会」がそこにあったことを理解することができました。

「徳川後期文明は、ひとつの完成の域に達した文明だった。」「しかしそれは滅びなければならぬ文明であった。」「世界資本主義システムが、最後に残った空白として日本をその一環に組み込もうとしている以上、古き文明がその命数を終えるのは必然だったのだ」と書かれています。

しかし、現代の私たちも、この本で書かれた、寛容と優しさと慈悲心、災害時の助け合いの心、自然環境と日月の運行を年中行事として生活化する仕組みなど、多くのものを受け継いでいるとも感じました。

勉強会終了後には、それぞれの参加メンバーが感想や質問を述べ、林先生からコメントを頂きました。ここでも多くの気づきを得ることが出来ました。

この中で、林先生から、明治以来の5つの歪みである「欧米中心主義という歪み」「欲望民主主義という歪み」「膨張資本主義という歪み」「東京一極集中という歪み」「部分対立思想という歪み」についての解説を頂きました。

今こそ、本日の学びを踏まえて、日本の再生を図ることが必要であることを強く感じた勉強会でした。

林先生とご参加いただいた皆様に心から感謝を申し上げます。


政調審議会での高市早苗政調会長のご挨拶です。


農林役員会での江藤拓総合農林政策調査会長のご挨拶です。


農林物輸出促進対策委員会での上月良祐委員長のご挨拶です。


医療と地域の明日を考える会で石川ベンジャミン光一教授(写真右)からご講演を頂いているところです。


綜學勉強会で林英臣先生が講義をされているところです。


勉強会終了時に、皆様とスクリーンショットで記念撮影をしました。