1月31日は、午後4時から「孤独・孤立対策特命委員会」に出席しました。
本日は、孤独・孤立対策の重点計画に関する有識者会議座長である早稲田大学法学学術院教授の菊池馨実先生から「孤独・孤立対策の課題」と題したお話を、内閣官房孤独・孤立対策担当室政策参与である認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやいの大西連理事長から「生活困窮者支援の現状 孤独・孤立対策のこれから」と題したお話をそれぞれ伺い、質疑を行いました。
お二人のお話を通じて、孤独・孤立の背景に「社会的孤立の問題」と「格差の拡大・固定化の問題」があること、特に、社会的孤立の問題は給付を行うだけでは解決せず、相談支援による関係性の保障が必要なこと、社会保障教育や地域における支援の拡充が重要であることなどを学びました。
私からは、困った状態になってから助けるのではなく、予防的に関りをもつことが重要なのではないか、そのためにはどのような体制が必要と考えるか、との趣旨で質問をしました。
お二人からの回答を通じ、地域によって状況が異なることを踏まえ、行政、民生委員、地域自治組織、NPOなど、様々な主体がその地域にあった支援を拡充することにより実現を図っていくことが必要であることを感じました。
孤独・孤立対策特命委員会での坂本哲志委員長のご挨拶です。
早稲田大学法学学術院教授の菊池馨実先生からお話を伺っているところです。右は、認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやいの大西連理事長です。