3月1日は、午後に羽田空港を出発し、大分県視察のために大分空港に向かいました。
大分空港では九州財務局の大津俊哉局長が迎えてくださり、ご案内をくださいました。
はじめに車で別府駅に向かい、観光案内所「WANDER COMPASS」でお話を伺いました。やはりコロナウイルスの影響もあり、外国人の方を含め、観光客数が大きく減少しているとのことでした。
駅前では、別府温泉や由布院温泉の振興を図り、バスガイドによる観光案内をや「温泉マーク」を発案・普及させた「油屋熊八」氏の功績について学びました。
その後、駅前商店街を歩き、「ソルパセオ銀座」というアーケード街を視察しました。「別府市まちなか交流館」では、地図で有名な「ゼンリン」が、この商店街の零細企業としてスタートしたこと、日本で最初に地熱発電実験を行ったのが別府だったことなどを学びました。
その後、宿泊先である「ホテル白菊」に移動し、代表取締役社長の西田陽一さんからお話を伺いました。西田社長は、別府市旅館ホテル組合連合会の会長や、おんせん県観光誘致協議会会長として、大分県の観光業界のトップとしても活躍をされている方です。
コロナウイルス要因で、例年に比べた予約状況は、2月で30%減、3月で50〜60%減だそうです。別府温泉に訪れる観光客は平年ベースで約250万人で、うち35万人がインバウンドであり、今はその2/3を占める中国と韓国からのお客様がほとんど来られていないとのこと。
一方で、昨年のラグビーワールドカップでは大分県で準々決勝2試合を含む5試合が行われ、欧州、豪州から多くの観客の皆様が来られて、大賑わいだったそうです。
また、地元に立命館アジア太平洋大学(APU)があり、多くの留学生の皆さんがいることが大きな経済効果を生んでいるとのお話も伺いました。
さらに、ホテル白菊として、働きかた改革を通じた有休取得率の向上や顧客評価の向上に取り組んでいること、観光客が少ない今の状況を活用し、社員が二人一組で顧客となって自分のホテルに泊まり、顧客の立場でサービスを体験する研修を始めていることなどについても伺うことができました。
雇用調整助成金や金融支援を活用し、危機を乗り切るために皆で努力するが、何よりも早期にコロナウイルスが収束し、会合や旅行客数が回復してくれることを願っている、との切実な言葉を頂きました。政府一丸となって頑張らなければ、との思いを強くしました。
(大分空港の「足湯」の前で、お出迎え下さった九州財務局の大津俊哉局長と記念撮影をしました。)
(観光案内所「WANDER COMPASS」で、お話を伺っているところです。)
(マスクをはずして記念撮影。右から別府市産業連携・協働プラットフォームB-biz LINK BIP事業部の稲積京子マネージャー、私、大津俊哉九州財務局長、株式会社Huber. コミュニティーコーディネーターの畑山知美さんです。後ろに展示されているのは、当地域伝統の竹細工で作った巨大ラグビーボールです。実際のボールは畑山さんの持っている大きさです。)
(別府駅前にある油屋熊八の像です。)
(油屋熊八の像には、波乱万丈のプロフィールが書かれた銘板がありました。)
(アーケード型商店街「ソルパセオ銀座」の様子です。多くの飲食店が立ち並んでいました。)
(昨年のラグビーワールドカップにあわせて掲げられた「WELCOME BEPPU OITA」と書かれた提灯です。)
(「別府市まちなか交流館」では、藤岡さんから、地図で有名な「ゼンリン」が、この商店街の零細企業としてスタートしたこと、日本で最初に地熱発電実験を行ったのが別府だったことなどを学びました。)
(イベントでライトアップされた際の別府の様子を撮影した写真が展示されていました。一見すると火事のように見えますが、湯煙です。)
(ホテル白菊では、西田陽一社長から、様々なお話を伺うことができました。別府温泉の今後の発展の可能性を感じました。)
(西田陽一社長との記念写真です。)