3月20日は、午後5時から首相官邸で開催された「第2回新型コロナウイルス感染症の実体経済への影響に関する集中ヒアリング」に出席しました。
安倍総理からは、冒頭に次のような挨拶をされました。
「本日は大変お忙しい中、官邸にお越しをいただきまして誠にありがとうございました。
現在、新型コロナウイルス感染症の拡大において、大きなイベント等の中止の要請等をさせていただいたところでございますが、経済にも甚大な影響が出ています。インバウンドの減少はもちろんなんですが、特に今日お集まりいただいた皆さんの業界においては、多大な悪影響が出ていること、このように思います。
今日は、皆様方から率直なお話を頂きたいと思っております。
今日は、北海道を中心に飲食店をやられている方、ファミリーレストランのチェーンをやられている方、またビュッフェを中心に飲食店を経営している方、生産者でもあり6次産業化で飲食店をやられている方、地方で昼は食堂・夜は居酒屋をやられている方、そして地方で長年割烹(かっぽう)料理屋をやられている方と、様々な飲食業の方々に、今日は本当にお忙しい中、お集まりいただきました。
現在、まずは政府としては、感染症の拡大の防止、そして重症化の防止、さらに収束に向けて全力を尽くしているところでございますが、当然その間、経済にも大きな影響が出ているのであります。我々としては、何としても雇用を守り抜いていかなければならない。そういう意味におきましては、経営者の皆様が経営を継続していけるような支援をしていかなければならないと、こう思っております。
そして、こうした収束に向けて全力を尽くした先においては、しっかりと日本の経済が力強く回復して、安定的な経済軌道に、成長軌道に戻れるように、V字回復できるような思い切った経済対策を実行していきたいと思います。
その上におきまして、正に現場で大変な今、奮闘しておられる皆様から、どういうニーズがあるのか、どういう現状なのか、どこで困っているのか、どういう対策を打ってもらいたいかということについて具体的なお話をお伺いしたいと思います。
そうした皆様方の御意見等を踏まえながら、しっかりとした対策を打っていきたいとこう考えております。今日は皆様方から、率直な御意見を承りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。」
(新型コロナウイルス感染症の実体経済への影響に関する集中ヒアリングの冒頭に挨拶する安倍総理です。)
(向こう側にいらっしゃるのが、ご意見をお聞かせくださった皆様です。)