2月19日は、午前8時から「TPP参加の即時撤廃を求める会」に出席しました。
私は、「聖域なき関税撤廃を前提とするTPPには参加しない、という表現では、一部でも例外があれば、聖域を設定したことになってしまうが、それではコメ、畜産酪農、砂糖を守ることはできない。守るべき聖域を明確にすべきだ。また、政府によるメリット・デメリットについての統一見解をまとめる作業が終わっていない段階で、拙速な判断をすべきではない。」との趣旨で発言しました。
会の最後に、聖域とはなにかを明確にした文書の案が提示され、修文の後、官邸に手渡すこととなりました。
午前9時からは、「消費税引き上げに伴う転嫁対策に関するPT役員会」が開催され、関係調査会長と部会長が出席しました。私は経済産業部会長兼PTの事務局長の立場で司会進行を行いました。
財務省ならびに公正取引委員会から対応策案が示され、質疑応答を行いました。今後、衆参議員出席の会議や業界ヒアリングなども行い、対策を取りまとめることとなります。
午前10時からは、「政務調査会正副会長・部会長合同会議」が衆議院本館で行われ、高市早苗政調会長から、部会運営方針についてのお話がありました。
午前11時からは、「農林水産戦略調査会・農林部会・農業基本政策検討PT合同会議」に出席しました。自民党が野党の間に、赤沢亮正先生が中心となって「力強い日本農業への道筋PT」で分析した民主党農政の問題点についてお聞きしました。
それらを反面教師として、これからの農政改革にしっかり生かしていきたいと思います。
正午からは、「原子力規制に関するPT」に出席しました。現在の原子力安全委員会や原子力規制庁の現状、新しい安全基準の策定検討状況等について役所側から説明を聞き、質疑応答を行いました。
断層調査の科学的根拠などについて、質問が出され、次回以降、さらに議論を進めることとなりました。
午後2時からは、「競争政策調査会」に出席しました。議題は、公正取引委員会の決定を不服とする場合の手続きを、公正取引委員会内の審判制度から、東京地方裁判所における訴訟制度に改める内容の独占禁止法改正案についてです。
経済界からは、早期の成立を望む声が多い改正案ですが、党内には異論もあり、今後さらに検討を進めることとなりました。
午後4時からは、「科学技術・イノベーション戦略調査会」に出席しました。本日は、超電導技術を活用して素粒子などの研究を行う「国際リニアコライダー」について、高エネルギー加速器研究機構の鈴木厚人機構長などからお話をお聞きし、質疑応答を行いました。
素粒子研究は様々な面での波及効果もあり、またこのプロジェクトは、日本が主導的に建設を進めることが世界各国から期待されているとのことです。予算の確保を含め、着実な推進を図らなければならないと感じました。
(TPP参加の即時撤廃を求める会は、朝から多くの議員が参加し、満席状態でした。)
(消費税転嫁対策PTで、開会のあいさつをしているところです。)
(政調正副会長・部会長会議は衆議院本館3階の会議室で行われました。)
(農林部会での赤沢先生の発表は、多面的な調査・研究に基づいた素晴らしいものでした。)
(原子力規制PTの冒頭にご挨拶される塩崎先生です。写真右側は原子力規制庁の皆様です。)
(競争政策調査会で御挨拶をされる原田義昭調査会長です。)
(科学技術・イノベーション調査会で御挨拶される塩谷立調査会長です。)