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熊森協会主催講演会に出席、JA南箕輪支所祭訪問、伊那JCじゃがいもクラブ懇親会に参加

2011年11月19日 土曜日

本日は、家内とともに、伊那市内で開催された日本熊森協会長野県支部主催の講演会を聴きに行きました。

講師は、17年間自宅庭で10頭のツキノワグマとともに暮らした経験を持つ宮澤正義先生です。

長野県支部の伊藤一夫支部長との対談形式で、クマの生態などについて、興味深いお話を伺うことができました。

宮澤先生の語られた、「人間が一人勝ちでは、生態系ではない。自分が生きたいなら、相手に生きる与地を与えなければならない。」という言葉が印象的でした。

また、「ヒグマの場合、出会って死んだふりをしても、食べられてしまう。」

「森でクマに遭遇する時は、常に、こちらが先にクマを見つけて、12メートル以上離れるように心がけている。」

「鈴や笛、ラジオなどで自分の存在を知らせることは大切。ただし、渓流で風が強い時など、クマの耳に音が届かず、出くわすこともある。」

「12メートルから15メートルでクマは人間を認知する。ただし、小熊と穴の中にいるときは、5メートル以内でも襲ってこない。」

「12メートル以内で出くわした時には、何か物をなげると、2秒ぐらいクマの注意がそちらに向くので、そのすきに手でつかめる細めの木に飛びついて、2メートルの高さまで避難すること。」

「クマが人を殺すようなけがをさせることは少ないが、万一襲われたら、顔をひっかかれないように、左手に何か物をもって、突き出して距離をとり、右手の5本指で目を攻撃する。また、鎌などがあれば、鼻を切るのが有効。」

など、大変実践的で興味深いお話をお聞きしました。残念ながら、日程の都合上最後まで聴くことができませんでしたが、宮澤先生のクマに対する愛情が感じられた講演会でした。


(右側が宮澤正義先生、左が伊藤一夫支部長です。宮澤先生の熱のこもったお話が印象的でした。)



3時過ぎには、JA上伊那南箕輪支所祭を訪問しました。あいにく今日は朝から本格的な降雨となり、支所祭もちょうど片づけを始めるところでしたが、支所の中では、小学生の皆さんのリンゴ育成の体験記や、絵画・書道などの作品、さらにJA生活班の皆様による、手芸や美術作品などを拝見することができました。


(生活班の皆様の作品は素晴らしいものが多く、感心しました。右の法被姿は、南箕輪村後援会の唐沢会長です。)



夜には、箕輪町で開催された伊那青年会議所の現役・OBのゴルフクラブである「じゃがいもクラブ」の懇親会に参加しました。

今日は、朝からの雨でしたが、13名のメンバーが参加されたそうです。表彰式の後、メンバーの皆さんからJC活動についてのお話をお聞きするとともに、様々な政治課題について、お話をさせていただきました。

若い皆さんには、これからの日本の未来を切り開く原動力となって活躍を頂きたいと思います。


(会の最後に、出席者全員で記念撮影。皆さんのご活躍を心から期待しています。)