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飯田市鼎地区を訪問、メガソーラー飯田視察、飯伊旅館組合新年会に出席

2011年2月7日 月曜日

本日(2/7)は、飯田市議会議員の吉川秋利先生にご同行頂き、飯田市鼎地区の支援者の皆様を訪問しました。

今日も、様々な皆様から貴重なお話を伺うことができました。

明星保育園では明星保育園宮下明子園長から、職員確保のご苦労などについて伺いました。保育園としても、また働く側の希望としても、パートなど短時間での勤務形態を組み合わせることが必要であり、最近では、シルバー人材センターの協力も得ているとのことでした。

また、お母さん方からは、「子ども手当はいらないので、もっと子育てがしやすい環境づくりの為に使ってほしい。」という声が多いそうです。

懇談していると、お散歩に出かける3歳児の子どもさんたちの「いってきまーす!」という元気な声が聞こえてきました。子どもたちの未来にためにも、政治がしっかりしなければ、との思いを強くしました。


(宮下園長先生、保育士の皆様とともに記念撮影させていただきました。)

 

顕微鏡などの光学部品を製造している松川光学有限会社では、桐山国明社長にお話を伺いました。

「以前に実施された経済対策の際に、学校用教材予算が計上されたが、顕微鏡などは国内の製造能力を超えてしまい、結果的に中国企業が過半数を受注することになった経験がある。1年限りの多額な予算よりも、数年にわたる安定した予算計上をすべきだ。」とのお話は重く受け止めなければならないと思いました。基金方式の活用など、一年限りで消化しなければならない予算の弊害を減らす努力が必要です。


(私の左が桐山社長です。お話を伺った後、社員の皆様と記念撮影をさせて頂きました。)

 

午後には、1月28日に稼働開始した中部電力の太陽光発電施設「メガソーラーいいだ」を視察しました。

飯田営業所の園原秀明所長、飯田営業所総務グループの深沢和幸課長から、現地でお話を伺いました。

「メガソーラーいいだ」は、「環境モデル都市」である飯田市が土地を提供して、中部電力が建設した施設で、中部電力にとっては初めて営業運転を開始した事業用太陽光発電所とのことです。

発電出力は1000kWであり、1年間で、一般家庭約300世帯分の年間使用量100万kWhを発電、CO2削減量は年間400トンとなる見込みだそうです。中部電力では、今後愛知県の「メガソーラーたけとよ」(7500kW)と「メガソーラーしみず」(8000kW)の建設をすすめる計画です。

太陽光発電の今後の課題は、技術革新により発電効率を上げ、コストを下げること。現在、原子力発電では1kWhあたり5.3円の発電コストは、住宅用太陽光発電では49円かかっています。

現在、新築の家の約70%がオール電化を採用しているそうです。太陽光パネルや高効率給湯機などの設置も進んできていますが、景気の先行きが見えない中、住宅着工自体が冷え込んでいるのが問題です。

これからの分散型電力供給システムであるスマートグリッドに対応した研究も進められているとのこと。電気をキーワードとしてこれからのライフスタイルを考えた視察でした。


(右が園原所長、左が深澤課長です。お忙しい中、ご説明を頂き、ありがとうございました。)

 

夕方には、飯伊旅館組合新年会に出席しました。

吉沢重治組合長からは、「厳しい経済状況もあり、昨年に比べ会員数が減少しているが、協力し合ってがんばっていきたい。」とのご挨拶がありました。

私は、「夜明け前が一番暗いといわれますが、今から、リニアや三遠南信が完成した際に、多くの皆さんがこの地を訪れてくださるよう、魅力ある地域づくり、観光ルート開発などの面で、組合の皆様のご活躍をお願いしたいと思います。」との趣旨でご挨拶をさせて頂きました。


(懇談の時間には、多くの経営者の皆様から経営の工夫など、貴重なお話を伺うことができました。)