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飯田市内の企業、幼稚園、介護施設を訪問

2010年8月18日 水曜日

本日(8/18)は、飯田市内を訪問し、企業や幼稚園、介護施設などでお話を伺ってきました。

はじめにお訪ねしたのは、株式会社アイパックスさんです。段ボールなどの梱包材で幅広い産業の皆様に支持されて大きく発展しておられます。

羽場健治社長からは、「幅広い企業の皆様と取引していること、特に商品流通と直結しているため、景気の動向がよくわかる。地域の経済は、だいぶ回復してきているが、まだ本格的なものではない。」「現在、コンビニでは一日3回、ある電機メーカーでは一日4回の配送をしているところもあった。リアルタイムでの納品などにこだわり、過剰な交通量の増大をまねいている面もある。見直しが必要な面もあるのではないか。」など、示唆に富むお話を伺うことができました。


(羽場社長は、20年間、大手スーパーで活躍された後、当社にこられたとのこと。まさに流通のプロです。)

 

次に伺ったのが、本年5月に竣工した介護老人保健施設「ゆうゆう」です。現在、1階は通所のリハビリやデイサービス、2階は一般棟、3階は認知症専門棟となっており、2階と3階の定員は100名ですが、もう1名、医師が確保できるまでの間、50名の定員で運営をしています。

施設内は、信州産の木材をふんだんに使用し、明るく広々とした空間となっており、利用者の皆様もゆったりと過ごされています。

お話を伺うと、特別養護老人ホームの空きを待って3カ月から5カ月滞在される方も多いとのことでした。在宅介護を支援する体制の充実と、施設の整備と医師確保の必要性を改めて感じました。


(新築のゆうゆうの前で記念撮影。施設長、飯田市立病院事務局長にはお忙しい中、詳しいお話をお聞かせ頂きました。)

 

次に、やはり今年の5月に新園舎が竣工した「慈光幼稚園・慈光めぐみ保育園」を訪問しました。

本園は、約180名の幼稚園と2歳児12名の保育園の機能をもつ「認定こども園」であり、幼稚園も通常の朝8時から午後3時に加えて、午後6時までの預かり保育も実施しています。また、子育て支援センター機能を持ち、若いお母さん方向けの時間も設けるなど、まさにこれからの幼児教育と保育のモデルとなる取り組みをされています。

新しい施設は、限られた空間を活用し、機能を考えた工夫が随所になされた素晴らしいものでした。また、紫外線に弱い子どもたちのために、室内プールまで設置されていました。

高松園長先生は、認定こども園として、保育園機能をもつことで、幼稚園と保育園に対する支援の違いなどもよくわかった。全国のモデルとして、発展させていきたい。」とのお話を頂きました。

少子化対策の知恵は子育ての現場にあることを感じます。私も、さらに現場の声を政策立案に生かしていきたいと考えています。


(2階建ての園舎は、さまざまな工夫がされ、大変気持ちの良い空間となっていました。)


(右が高松和子園長先生です。お忙しい中、詳しくお話を聞かせて頂きました。)