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伊那市遺族会総会と「未来の日本の会」に出席

2010年3月30日 火曜日


本日(3/30)は、伊那市内で開催された伊那市遺族会の総会に顧問として出席させていただきました。

私からは、新政権下で成立した来年度予算においても、公務扶助料などの年額が据え置きになったことや、遺骨収集関係費についての増額があったことなどをお話しするとともに、7月14日の靖国神社参拝には私も参加させていただくことをお伝えしました。

遺族会の皆さまは、いつも自民党の支持をして頂いており、大変ありがたく感じています。本年夏の参議院選挙では、水落敏栄先生が全国比例で後任となっており、若林健太さんとセットでご支援いただきたい旨をお願いしました。



その後上京し、夜は「未来の日本の会」に出席しました。現役議員3名、前議員3名が出席し、今日は政府税制調査会メンバーなど、さまざまなご活躍をされている関西学院大学教授の神野直彦先生を講師にお迎えし、勉強をしました。

先生からは、大転換期における政府の使命などについて示唆に富むお話を頂きました。

「労働市場の弾力化」「寛大な生活保障」「積極的労働市場政策」の3つで三角形を描き、このゴールデントライアングルによって知識社会へ舵を切る戦略が大切であるということでした。

具体的には、たとえばスウェーデンでは、失業しても1年間の教育休暇を使って約7割の賃金保証を受けながら大学で勉強し、新たな分野に必要な単位を取得して再就職するという仕組みが機能しているそうです。こうした取り組みにより、成長産業に人を移し、伸ばしていくことが重要だと思います。

また、かつては自動織機をつくっていたトヨタが自動車産業に進出したように、新たな産業に乗り出す活力が日本企業にあったが、最近はそれが失われているのではないか、とのご指摘には、なるほどと思いました。長期的、グローバルな視点をもって、体質改善をしていく元気がなければ、日本の発展はないということを再認識しました。

印象的だったのは、「不確実の時代」の中でガルブレイズ教授が、「参加と共同体に基づくスイスの政治形態が理想であり、これに対してアメリカとイギリスは指導者待望論によって観客用スポーツとしての政治になってしまっている」と主張しているというお話でした。

日本でも「劇場型・観客型」になってしまっているような気がしてなりません。地域の共同体の再活性化と、政治への全員参加を理想としていくことが、政治不信を打破する本堂なのではないかと強く感じました。


(勉強会の後、神野教授と記念撮影。私が尊敬する先生です。)