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松川町の「ましのワイン」を訪問、JA南信州で市田柿を見学、睦心会例会、上伊那医師会役員忘年会に出席

2011年12月21日 水曜日

本日(12/21)は、昨日に引き続き、社団法人 食の安全を考えるネットワーク 理事長の横田哲治先生をご案内し、松川町の信州まし野ワイン株式会社を訪問しました。

社長の宮沢喜好さんは、お父様が戦後開拓された農園を受け継ぎ、「ライラック農園」と名づけて、さまざまな果樹の栽培をされています。

1987年には、周辺の果樹農家の皆様とともに「増野りんご加工組合」をつくり、ジュース製造を始められ、1991年に信州まし野ワイン株式会社を設立、高級ワインから、リンゴの「ふじ」を原料としたリンゴワインなど、色々な種類のワインを製造されています。

宮沢社長は、「三遠南信自動車道やリニア中央新幹線の開通を見据えて、地元の原材料を使った商品を作っていきたい。」と話されていました。

また、現在、松川町の農業委員長を務められていることもあり、「後継者がいないので、農地を買い取ってくれないか」などの相談を受けることも多くなっているそうです。

地域の皆様の頑張りで、果樹のメッカである松川町が、さらに発展することを期待しています。


(ライラック農園の皆様と記念撮影。前列左が宮澤社長、右が横田先生です。)



(リンゴワインは、まだ製造中とのことで、葡萄を原料とした色々なワインを試飲させて頂きました。)


次に、JA南信州の高森町の施設を訪問し、市田柿の選別、袋詰め、箱詰めなどの作業を見学しました。

営農部 柿課 の下平隆司 課長にお話を伺ったところ、昨年は約300トンの出荷、今年は250トンから260トンの出荷見込みとのことでした。作業は、12月初めから2月中旬まで続き、繁忙期の一週間は午後10時ぐらいまでの作業をする時もあるそうです。

JA南信州の生産物の中でも、市田柿は付加価値の高い主力産品です。作業に従事される方々も、一つ一つの柿を丁寧に選別や包装をされていました。

JAみなみ信州では、2009年に、100%出資の子会社として農業生産法人「株式会社市田柿本舗ぷらう」を設立し、高齢化により市田柿の加工の継続が難しくなった農家から生柿を買い上げ、加工と販売をはじめています。

市田柿は一部台湾などにも輸出されています。これからも、地元の価値ある特産品として成長することを期待しています。


(到着してすぐに目に付いた市田柿の箱の山です。まさに出荷真っ盛りです。)



(一つ一つ、丁寧に選別をされていたのが印象的でした。)


(中央がご説明を頂いた下平課長です。後ろに貼ってあるのは、市田柿の品質を11項目で評価し、特秀、秀、優、良、不良品の5つに分類するための基準の表です。本当に厳しいチェックがなされているのがわかります。)


夜には、伊那市のかんてんパパガーデンで開催された「睦心会」の忘年会に家内とともに参加しました。

この会は、伊那食品工業の塚越会長の伊那北高校時代の同年生の皆様による会です。今日の会は、塚越会長が秋の叙勲で旭日小綬章を受章されたお祝いの会も兼ねており、皆さまからお祝いの言葉が寄せられました。

この会では、全員の皆様がスピーチをするのが恒例となっています。

私も、塚越会長に対するお祝いとともに、先月、鹿児島の知覧で考えたこと、そして今こそ皆が力を発揮して新たな国づくりをすべき時だという思いを述べさせていただきました。

残念ながら、私は1時間ほどで中座をさせていただきましたが、メンバーの織井正人先生から、すばらしいメモを頂きましたので、ご紹介させていただきます。

藤原正彦先生の著書の抜粋で、「親が子に教えるもの(日本古来の武士道の教えより)」という内容です。

〇強いものが弱いものをいじめてはいけない
〇大勢で一人をやっつけてはいけない
〇男が女を叩いてはいけない
〇相手が素手の時は武器を使ってはいけない
〇相手が謝ったら直ぐやめなくてはいけない
〇嘘をついてはいけない
〇卑怯な振る舞いをしてはいけない
〇目上の者に敬意を払い礼をつくさなければいけない
これらには、「なぜ?」の理論立てはない。
いけないことはいけないのだ。

私自身、子どもにこれらのことをきちんと教えてきたか、そして自分自身がきちんと守っているかと考えて、反省をしました。

こうしたことを皆で大切にすることは、これからの新たな社会づくりの基本になることなのではないかと強く感じます。


(本日は、白鳥孝伊那市長も出席されました。全員がそろったところで、お祝いの乾杯をしました。)



引き続き、上伊那医師会役員忘年会にお招きを頂き、出席をしました。

私からは、健康長寿の長野県を支えていただいている先生方に敬意と感謝を申し上げるとともに、日本の皆保険制度が崩壊することの無いよう、政治がしっかりしていかなければならないとの思いをお伝えしました。


(懇談会の中で、多くの先生方から貴重なご意見や激励を頂きました。本当にありがとうございました。)