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林野庁中部森林管理局の皆様と懇談

2011年10月20日 木曜日

本日(10/20)は、林野庁中部森林管理局伊那谷総合治山事業所の水野拓郎所長と、杉本彰二技術専門官が伊那本部事務所をお訪ねくださいました。

昭和36年に伊那谷を襲った36災害の翌年から、駒ヶ根市、飯島町、中川村の竜東地域を中心として実施されてきた「民有林直轄治山事業中川地区」が平成26年度に完了する見通しとなったことから、これまでの経過や、事業の成果についてお話しいただきました。

治山事業は、荒廃地を森林に復旧し、森林の水源涵養機能を高め、土砂の流出、地滑りなどからの被害を防止することを目的としており、今回の事業では約11800ヘクタールの区域において、455か所の堰堤を施工するなど、それぞれの箇所に対応した緑化を行ってきたそうです。

これまでにも、昭和36年を上回る豪雨に見舞われた年もありましたが、事業の進捗によって大きな被害の発生が食い止められているとのことで、改めてこうした予防的な事業の大切さを感じました。

27年度以降は、この地域の治山事業は、本来の管轄である長野県に移管されるとのことですが、災害を最小限に食い止めるためにも、維持管理をしっかりして欲しいと思います。


(中央が水野所長、左が杉本技術専門官です。詳しいお話をお聞かせ頂き、ありがとうございました。)