12月17日は、午後2時から児童養護施設たかずやの里を訪問し、長野県児童福祉施設連盟の西村武会長、川瀬勝敏副会長、社会福祉法人たかずや福祉会の登内孝理事長、菅雄峰施設長、木下博司事務局長と懇談をしました。
はじめに、川瀬会長から、今年8月に厚生労働省の検討会から発表された「新しい社会的養育ビジョン」において、里親等の体制が整わない中で「就学前の子どもの新規入所措置を原則禁止する」と書かれていることに対する懸念が示された他、たかずや福祉会の皆様からは、たかずやの里で生活する児童の約8割が被虐待児童であり、医療機関で治療などの対応が必要な児童も約6割あり、「ビジョン」の示す里親委託率を急激に増やすことは困難との状況を伺いました。
私からは、10月に新たに設置された「社会保障審議会児童部会社会的養育専門委員会」において、児童養護施設協議会や乳児福祉協議会の皆様も議論に加わっていただき、具体的な施策について検討を進めていることをお話をするとともに、特に児童養護施設においては、専門的なケアが必要な児童を支援する機能をこれからも発揮して頂くことが必要であることをお伝えしました。
懇談の後に、施設内を見学させて頂きましたが、小学生と高校生7人から8人が1つの家族のようなユニットで生活しているエリアでは、家庭的な雰囲気を感じました。また、仲良くおやつを食べている1歳から就学前のかわいい子どもさんたちにも会うことが出来ました。全国の児童養護施設の改修を支援し、施設での家庭的環境を整備することも重要であると感じました。
午後4時からは、長野県議会議員向山公人先生の県政報告会と後援会組織である「公友会」の忘年会を兼ねた会合に出席しました。
私からは、私自身に対してもご支援を頂いている皆様に感謝するとともに、3月まで長野県議会議長としてご活躍された向山先生が、引き続き長野県の大黒柱として、伊那市や県全体の発展のためにご活躍されることをお祈りして、お祝いのご挨拶を申し上げました。
向山先生からは、県議会議長としてのご活躍や、長野県や地域の抱える課題と対応策について、中身の濃い県政報告を頂きました。
(たかずやの里で皆様からお話を伺っているところです。)
(長野県議会議員向山公人先生の県政報告会でお祝いのご挨拶を申し上げているところです。)
(向山公人先生から県政報告を頂いているところです。)