6月16日は、午前8時から「観光立国調査会 観光産業活性化に関するワーキングチーム」に出席しました。
本日は、沖縄ツーリストの東 良和会長を講師にお招きし、「観光産業の現場から見る観光立国推進について」をテーマにお話をお聞きし、質疑を行いました。
東会長からは、観光産業が地域経済発展に資するだけでなく、相互理解による平和交流に貢献するとともに、地域の自然や伝統文化を大切にするためにも重要であるとの指摘を頂きました。
さらに、子連れ社員旅行の推進、空き家紹介やドミトリー、ゲストハウスなどによる不適切な旅行客受け入れの規制や、海外の悪徳業者・ツアーオペレーターの排除の必要性、食物アレルギーやハラールに対応した食事の提供体制の構築、ICTを活用した人の出会いの促進など、様々な面から貴重なご提言を頂きました。今後の観光振興策に生かしていくことが重要であると思います。
午前10時過ぎには、飯田市立下久堅小学校の皆さんが国会見学に来られました。
私からは、皆さんが大人になるときに、三遠南信自動車道のインター開設や、リニアの駅設置などで、地域が大きく変わることをお話しするとともに、地域や日本の未来を担う皆さんが夢・努力・友情を大切に活躍することをお願いしてご挨拶をしました。
午前11時45分からは、「戦略調査会」に出席しました。
本日は、東京大学名誉教授の藤井敏嗣先生を講師にお迎えし、「日本の火山に何が起こっているか」と題したご講演を頂き、質疑を行いました。
現代の日本は貞観地震のあった9世紀に似ており、今後数十年は富士山を含む火山活動が活発化する可能性があり、特に富士山は300年以上休止していることから、次回の噴火は大規模なものになる可能性があること、もし噴火すれば、大量の火山灰により、鉄道、航空路などの遮断、大規模停電や土石流被害の発生が予想されることなどについて、具体的なお話を頂きました。
また、現在の気象庁に、火山の専門家がいないことは問題であり、火山観測研究のための一元的な体制の整備が必要であるとのご指摘も頂きました。内閣府を中心に対応について検討していくことが必要であると思います。
午後1時からは、「衆議院本会議」に出席しました。
本日は、初めに、伊吹文明先生から故町村信孝先生に対する追悼演説が行われました。さらに、「火山活動対策特措法」の採決が行われ、可決されました。
午後3時には、長野県の北原富裕農政部長をはじめとする農政部の皆様が副大臣室にお見えになりました。
農業・農村の振興に係る国の施策並びに予算に対し、10項目の提案と要望を頂き、意見交換をさせて頂きました。すべての農地が有効活用され、農業所得向上が実現できるよう、ともに努力してまいります。
午後3時半には、飯田市議会の木下克志議長がお見えになりました。
本日は、「自治体病院に関する要望」を頂き、飯田市立病院における取組や課題についてのお話を伺いました。
飯田市立病院は、地域の診療所や医師会の皆様、歯科医師会、薬剤師会などとも連携し、包括医療協議会の中心としてモデルとなる取り組みをされています。様々な課題の解決に向けて、私もしっかり応援をしてまいります。
午後5時半前には、「日本養豚協会 懇親交流会」に出席しました。
日本養豚協会の志澤会長や長野県代表の皆様と懇談し、日本における食肉の自給を支えている養豚業が引き続き発展し、次世代の経営者にも受け継いで頂けるよう、昨年に成立した養豚農業振興法に基づき、施策の充実に努力することをお誓いしました。
午後6時からは、「綜學勉強会」に出席しました。
本日は、林英臣先生の講演により、佐久間象山や西郷隆盛らに多大な影響を与えた思想家である佐藤一斎の思想を「言志四録」を題材にして学びました。
午後8時からは、勉強会出席者の出席者による懇親会が行われました。林先生を囲み、党派を超えた本音の意見交換ができ、大変充実したひと時でした。
(観光立国調査会で講演される沖縄ツーリストの東 良和会長です。)
(飯田市立下久堅小学校の皆さんに国会の役割についてのお話をしているところです。)
(戦略調査会で東京大学名誉教授の藤井敏嗣先生からお話を伺っているところです。)
(長野県の北原富裕農政部長をはじめとする農政部の皆様から要望書を頂きました。)
(飯田市議会の木下克志議長から「自治体病院に関する要望」を頂きました。)
(日本養豚協会の志澤会長(私の左)、農林水産省の原田英男畜産部長(左端)とともに、長野県から参加された皆様と記念撮影をしました。)
(綜學勉強会の冒頭、世話人を代表して林英臣先生に感謝を申し上げるとともに、皆様にご挨拶をしました。)