4月8日は、「衆議院原子力問題調査特別委員会」に出席しました。
本日は、午前中に、黒川清委員長をはじめとする元東京電力福島原子力発電所事故調査委員会10名の方々から参考人として意見陳述を頂き、午後には、4時間にわたり、各党の代表者による参考人の方々に対する質疑が行われました。
国会が事故調査委員会を設置したのは憲政史上初とのこと。一方、海外では、三権分立を担保するために、立法府が調査委員会を設置する事例が多いそうです。
本日は、改めて「国会事故調」の報告の概要を伺うとともに、各参考人の皆様から、それぞれの立場で貴重なご意見をうかがうことができました。
事故調の報告書では、
「事故は継続していること」
「事前に対策をたてるチャンスがあったことを考えれば、人災であること」
「大事故の原因究明に未解明な部分が残っていること」
「過酷事故に対する十分な準備がなされていなかったのは、東電の組織的問題であること」
「緊急時に事業者と政府の責任の境界があいまいだったため、被害を最小化できなかったこと」
「受け手の視点を考えない情報公開に問題があったこと」
などを踏まえて、事業者、規制当局、法規制の見直しが必要であることが提言されています。本日の参考人の皆様のご意見からも、これらの必要性を強く感じました。
午後5時半からは、党本部において開催された、中央政治大学院主催「演説力/コミュニケーション向上講座」に出席しました。今日は、国会議員約50名、地方議員の皆様約80名が参加されました。
本日の講師は、明治大学文学部教授の齋藤孝先生です。
「コミュニケーションと演説力」をテーマに、「どのようにしたら、寝ている人を起こせるか」「どのようにしたら、良い印象を持って話を聞いてもらえるか」「どのようにしたら、場を明るくできるか」「どのようにしたら、コンパクトに話す訓練ができるか」など、大変実践的なノウハウを教えて頂きました。(ここでは、あえて、具体的な方法は書かないことにします。)
声を出したり、体を動かしたり、全員参加型の講演で、大いに盛り上がりました。さすがです。自分の主催する会合でも、できるところから実践をしていきたいと思います。皆様も、機会がありましたら、是非ご参加ください。
(本日の原子力特別委員会は、この別館の4階の委員室で行われました。)
(委員会の時間割と、参考人の方々の名簿です。)
(はじめに、中央政治大学院学院長の河野太郎衆議院議員から、主催者あいさつがありました。中央が、齋藤孝先生です。)
(河野先生の挨拶を聞く出席者の先生方です。このときは皆様神妙な顔つきでしたが、齋藤先生の講演で、皆笑顔になりました。)