4月7日は、午前9時過ぎに家内とともに自宅近くの春日公園の桜を見に行きました。
昨日からの雨はほぼ止んだものの、とても強い風が吹いていましたが、桜は雨や風にも負けず、美しい姿を見せてくれました。
午前10時過ぎからは、この度オープンした「アンサンブル伊那第2」の施設を見学しました。小椋理事長の御案内により、知的障害者の皆さんのための木工作業所、グループホーム、多目的ホールなどを拝見することができました。
その後、新たに完成した食堂で、竣工式典が行われました。小椋理事長からのご挨拶では、父宮下創平と私とのかかわりなどについてもご紹介を頂きました。
「アンサンブル会」は、松川町での授産施設とグループホームにおいて、知的障害者の皆さんが毎月の障害者年金と作業の工賃からグループホームの費用を負担し、手元にも数万円のお金が残るシステムを作り上げました。
養護学校を卒業した子どもさんたちが活き活きと生活する場として、高い評価を受け、「是非伊那市にもつくってほしい。」という保護者の皆様の熱い思いから、アンサンブル伊那ができました。今回伊那第2の完成により、さらに多くの利用者の皆様を受け入れることができるようになりました。
現在、松川町と伊那市の両拠点で合計130名の利用者があり、そのうち87名の方がグループホームで生活しています。
アンサンブルでは、これまでにも、クッキーの製造販売や野菜の通信販売などの事業を行ってきましたが、今回の施設整備で、子どもさんたちが養護学校の木工作業で身に付けた能力を生かした木工製品をつくることができるようになりました。
製品の第一弾として、松川町の竹村工業さんの協力により開発した幅1mm、厚さ0.2mmのヒノキのウッドウールを畳床に用いた天然健康畳を製造販売することとなったそうです。
アンサンブルの利用者の皆さんはいつも活き活きと活躍しており、私もお会いするたびに元気を頂いています。これからも、しっかり応援をしていきたいと思います。
その後、下伊那に向かい、午後3時半からは、毎年お伺いしている泰阜村高町の春季例祭に伺いました。
本日も、皆様大歓迎をしてくださいました。高町の皆様には、議席を失った3年間も、常に声をかけて頂き、応援を頂きました。私からは、皆様のご恩に感謝するとともに、高町、そして泰阜村の発展のためにも、さらに頑張ることをお誓いしました。
次に、国登録有形文化財の杵原学校(旧山本中学校)の有名なしだれ桜を見に行きました。急に風が強くなり、温度も下がってきましたが、風にも負けず、幽玄な姿を見せてくれました。
杵原学校は、昭和24年から昭和60年まで使われた木造校舎の学校です。平成13年から、その活用方法について検討が始まりました。平成17年に「杵原学校応援団」が設立され、利用活動を開始、平成19年には、山田洋二監督作品「かあべえ」のロケ地としても使われました。さらに平成21年には大規模改修が行われました。
地域の歴史的遺産を大切に活用していることは、素晴らしいですね。
午後6時からは、飯田市議会議員原和世先生の後援会の大会に出席し、ご挨拶を申し上げました。飯田市が大発展に向けた転機を迎えている今、原先生には、益々のご活躍をお願いしたいと思います。
(春日公園では、久しぶりに青空も覗き、日の光もさしてきました。)
(山々の青さと、桜の色の対比がとても美しいと感じました。)
(アンサンブル伊那第2に完成した木工作業所です。プロ仕様の機材が据えられていました。)
(製品第1号となるヒノキ畳と、ヒノキの間伐材を利用したベッドです。見本市に出品したところ、畳、ベッドともに高い評価を得たそうです。)
(小椋理事長からは、アンサンブルのこれまでの歴史についてもお話がありました。)
(泰阜村高町の皆様との記念撮影です。松島村長(私の左)も、出席されました。)
(杵原学校の木造校舎の前に立つ、立派なしだれ桜です。見事ですね。)
(原和世後援会の皆様が多数参加され、熱気あふれる大会でした。)