2月4日は、午前8時から「国土交通部会」に出席しました。
本日の議事は、今国会提出予定法案である「道路交通法の一部を改正する法律案」、「都市再生特別措置法等の一部を改正する法律案」、「地域公共交通の活性化及び再生に関する法律の一部を改正する法律案」などについてでした。
このうち、道路交通法の改正案は、老朽化した高速道路の計画的な更新のために料金徴収の年限を延長することと、高速道路の維持更新負担を軽減するために高速道路の上をふさいで都市再生事業に利用したり、高架下空間の活用を促進すること、さらにスマートインターチェンジの整備に対する補助制度を創設する内容となっています。
また、都市再生特別措置法と地域公共交通活性化法の改正は、生活サービスを誘導するエリアと居住を誘導するエリアを結びつける多極ネットワーク型コンパクトシティを目指して様々な支援策を充実させるものです。高齢化社会へ対応した新たなまちづくりのために役立つ改正であると感じました。
午前8時半からは、「経済産業部会・地域戦略調査会・中心市街地活性化に関する小委員会 合同会議」に出席しました。
本日の議事は、「中心市街地の活性化に関する法律の一部を改正する法律について」です。
この法律は、中心市街地における来訪者や就業者、小売業の売上高などを増加させる事業を認定し、重点支援する制度を創設するとともに、小売業の経営効率化等を支援するソフト事業を認定したり、道路占有許可や通訳案内士などについての規制緩和を行うことを内容としています。国交省提出の2法案と連携させながら、成果を目指していくことが重要であることを感じました。
正午からは、微生物を活用した汚泥処理や堆肥作りを通じた農業振興などをめざす「プロバイオティクス環境農法議員懇話会」の勉強会に参加しました。
本日は、京都大学名誉教授の松井三郎先生を講師にお迎えし、「バイオマス循環を促進する目的と意義」と題した講演を頂きました。下水汚泥や家畜排せつ物、食品廃棄物等、未利用のバイオマス資源があり、微生物の力でこれらを有効活用する可能性が大きく広がっていることを再認識しました。
午後2時からは「農林役員会」に出席しました。
本日の議事は、「特定農産加工業経営改善臨時措置法の一部を改正する法案について」、「平成25年度 食料・農業・農林白書 及び 森林・林業白書 の構成案について」、「国家戦略特区の状況 及び規制改革会議の状況について」でした。
白書の構成案や国家戦略特区における農業分野への影響などについて活発な質疑応答が行われました。
午後3時半からは、「厚生労働部会」に出席しました。
本日の議事は、「健康・医療戦略について」と「独立行政法人日本医療研究開発機構について」でした。
我が国の医療分野の研究開発を一元的に推進する司令塔機能をどのように実現するかという観点から、議論が行われました。
午後4時からは、「資源・エネルギー調査会 放射性廃棄物処理に関する小委員会」に出席しました。
本日は、原子力発電環境整備機構(NUMO)の山路亨理事長を講師にお迎えし、「NUMOの事業の状況と今後の課題について」と題した講演を頂きました。
NUMOは、高レベル放射性廃棄物の最終処理を担当する組織であり、地層処分などについても技術開発や検討を担当しています。とくに地層処分地の選定についてはこれまで受け身での対応を基本としてきましたが、今後は、より主体的に適地を選定していくなどの活動が必要であることを感じました。
午後6時からは、「衆議院本会議」が開催され、平成25年度補正予算についての討論が7つの会派の代表によって行われ、採決の結果賛成多数で可決され、参議院に送られることとなりました。また、地方交付税法と科学技術振興機構法についても採決され、いずれも可決されました。
今後は、平成26年度予算ならびに税制改正法案、また予算関連法案を早期に成立させ、成長戦略の実現を図らなければなりません。
(「国土交通部会」冒頭の、赤澤部会長からのご挨拶です。)
(中心市街地活性化に関する小委員会の塩沢立小委員長からのご挨拶です。)
(「プロバイオティクス環境農法議員懇話会」の会長に就任された西川公也先生のご挨拶です。)
(「農林役員会」での中谷元農林水産戦略調査会長からのご挨拶です。)
(「厚生労働部会」での丸川珠代部会長からのご挨拶です。)
(「資源・エネルギー調査会 放射性廃棄物処理に関する小委員会」で講演されたNUMOの山路亨理事長です。)
(本日の衆議院本会議の議事予定です。)