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特別養護老人ホーム観成園増築工事起工祝賀会、防災講演会に出席しました

2013年12月21日 土曜日

12月21日は、駒ヶ根市の特別養護老人ホーム「観成園」増築工事の安全祈願祭と起工祝賀会に出席しました。

観成園は1977年に開設された特別養護老人ホームです。平成18年に、80室のユニット型特養として現在の位置に移転改築された際には、私もお手伝いをさせて頂きました。今回、40室の個室を増築することとなり、本日の起工式を迎えられました。

駒ヶ根市では、一人暮らしの高齢者が約900名、老人の二人暮らしが約1300世帯あるとのこと。現在特養の待機者も増えており、平成23年12月時点での上伊那圏域広域型特養の充足率は46.7%(伊南地区では48.9%)とのデータもあります。

今回の増設はそうした皆様のニーズにこたえる意味でもうれしいことです。同時に、在宅ケアを支援する体制を整備していくことも重要な課題です。私からは、社会福祉法人伊南福士会の皆様のご活躍と発展を心からお祈りしてお祝いのご挨拶をさせて頂きました。


午後1時半過ぎには、伊那文化会館で防災講演会の講師をされる陸上自衛隊富士学校町の武内誠一陸将を控室にお訪ねし、ご挨拶をしました。

武内陸将は、駒ヶ根市立赤穂中学校卒業後、高校一年まで伊那北高校に在籍されたそうです。平成22年12月に東北方面総監部幕僚長兼仙台駐屯地司令に着任され、翌年東日本大震災が発生、東日本大震災・統合任務部隊司令部幕僚長として、大震災への対応の陣頭指揮にあたられた方です。現在は富士学校長としてご活躍されています。本日の後援会は、高校の同級生である上伊那消防広域化協議会の三井栄二事務局長の呼びかけで実現したとのことでした。

午後2時からの講演会には、消防団の皆様も多く出席されていました。武内陸将は、講演の中で、東日本大震災の際の人命救助、行方不明者捜索、生活支援、医療・輸送・防疫・施設などの支援、慰問事業や隊員施策などについて、体系的にお話を頂きました。

また、行政や消防、警察が連携して行った東日本大震災前の訓練が役に立ったこと、東日本大震災の教訓を生かした訓練の重要性についてお話し下さいました。首都直下地震や南海トラフ地震に備えるためにも、長野県でも広域的な訓練が大切であると強く感じました。


(特別養護老人ホーム「観成園」増築工事起工祝賀会でお祝いのご挨拶を述べました。)


(中央が富士学校長の武内誠一陸将、左が上伊那消防広域化協議会の三井栄二事務局長です。)


(多くの消防団員の皆様が武内陸将の講演を熱心に聞かれていました。)


(ご講演頂いた項目です。写真や地図などを示しながら、わかりやすいお話を頂きました。)