本日(4/25)は、児童養護施設「たかずやの里」を訪問し、白鳥始施設長、埋橋良和理事長からお話を伺いました。
現在、たかずやの里では、建物の老朽化のため、移転改築をめざしており、上伊那8市町村、施設を運営するたかずや福祉会、地元住民で組織された検討委員会において移転先などについての検討が進められています。
たかずやの里では、これまで、伊那市富県(とみがた)地区の民生委員の方々が中心となって理事会が構成され、さらに地域の皆様の様々なボランティア活動に支えられてきたそうです。それだけに、可能であれば近くに適地を確保し、これまでの富県地区の皆様との絆も維持していきたいとのことでした。
その他、里親のなり手が少なく、10数パーセントの目標に対し、現状では9%に留まっていること、高校を卒業して社会に出る際に、アパートや車の免許の取得、リクルートスーツなどに多額なお金がかかり、大変なこと、進学を希望しても、家庭の支援が無い場合には奨学金などでは足りず、進学を断念する場合が多いことなどの課題についてもお聞きしました。
真の意味での「機会平等社会の実現」をめざすために、ばらまき政策を改め、子どもさんたちを支援することが急務であることを感じました。
(たかずやの里の建物は、耐震基準も満たしておらず、子どもたちの生活環境を改善する必要からも建て替えが求められています。)
(左が白鳥始施設長、右が埋橋良和理事長です。様々なお話をお聞かせ頂き、ありがとうございました。)
(家庭的な雰囲気での生活を実現するために建てられた小規模ケアホームのリビングです。現在、利用者30名のうち、年長のお子さんから中三の女子まで6人が生活しています。改築後は、こうしたケアホームを6~7棟建てて、全員がこうした環境で生活できるようにしたいとのことでした。)
昼過ぎには、JA上伊那農政対策委員会主催の「TPP交渉参加断固阻止 上伊那集会」に参加しました。
本日は、全国各地で集会が開かれ、東京は日比谷野外音楽堂で数千人の大集会が開催されるとのことでした。
私も、「日本の農地を守らなければ、食糧危機に対応した国内の自給力は維持できません。聖域なき関税撤廃を前提とした交渉参加には反対です。アジアの成長を取り込むためには、TPPに参加していない中国、韓国、ASEANなどとの連携を強化すべきだと考えます。」との趣旨でご挨拶をさせて頂きました。
(TPPについては、政府による情報開示が全く不十分ななかで事前協議が始まっています。国益を踏まえた国民的議論が必要です。)
午後7時からは、中川村で開催された「垣内基良県議会議員 危機管理建設委員長就任祝い」を兼ねた垣内基良後援会の総会に出席しました。
総会では、前原茂之会長をはじめとする新たな役員体制が承認されました。また、これまでの北島靖生会長は顧問に就任されるとともに、私の中川後援会会長としてご活躍頂くことが紹介されました。
私からは、「地域振興や防災などの観点から、公共事業の必要性を訴えてこられた垣内先生が危機管理建設委員長に就任されたことは、まさに適材適所と言えます。今後益々のご活躍を期待します。」との趣旨でお祝いを申し上げました。
垣内先生からは、「県の予算はピーク時の平成7年から約3割減少しているが、そのほとんどは公共事業の減少であり、残った予算は新規事業よりも修繕に多く振り向けられている。しかし、防災や内需の拡大のために必要な事業も多い。これからも中山間地を守ることをライフワークとしていきたい。また、次の衆議院選挙に向けて私も頑張る。」とのご挨拶がありました。
懇親会では、垣内基良後援会の皆様と親しくお話をすることができました。多くの皆様が私の後援会のメンバーでもあり、垣内先生からも2つの後援会が連携しながら頑張ろうとの言葉を頂きました。
(垣内先生からは、国土の保全や地域の魅力を高めるために頑張っていきたいとのご挨拶がありました。)
(懇親会の最後に、垣内先生の音頭で「中川村万歳」をしました。)