7月1日は、午前9時半から、南信州観光公社の高橋充社長、藤澤安良取締役、竹前雅夫地域振興事業部長が飯伊事務所にお見えになり、観光庁の「地域一体となった観光地・観光産業の再生・高付加価値化事業」の採択に向けたご要望を頂くとともに、広域連携の下でのDXやインバウンド対応の必要性などについて意見交換をさせて頂きました。
三遠南信自動車道やリニア中央新幹線の開通に向けて、今こそ、地域の観光業の高付加価値化を目指した前向きな投資が重要です。しっかり応援をしてまいります。
午前11時からは、飯田市でJAみなみ信州の寺沢寿男組合長をはじめとする役員の皆様との要請懇談会に出席しました。
皆様からは、きのこ生産における包装機導入支援や輸入資材に対する補助、畜産における配合飼料対策や粗飼料対策、果実や農産における肥料高騰対策、農産物の適正価格の構築などについてご要請を頂き、私から、現状での対策や今後のとるべき対策などについてお話をしました。
皆様から、現状の課題などについてのお話を伺い、率直な意見交換ができ、大変有意義な懇談会となりました。
午後1時から午後6時すぎにかけては、令和5年6月2日からの大雨による被害を受けた阿南町、天龍村、飯田市の現場を現地調査しました。
本日は、九州北部や山口県などで豪雨被害が発生していますが、飯田下伊那地域は曇りから小雨といった天気で、調査を実施することが出来ました。
現地調査には、長野県議会議員小池清先生にもご同行を頂き、長野県南信州地域振興局の丹羽克寿局長をはじめとする皆様、長野県建設部の小松誠司次長をはじめとする皆様にご案内・ご説明を頂きました。また、現地では、阿南町の勝野一成町長、天龍村の永嶺誠一村長、飯田市の佐藤健市長にもご同行を頂きました。
現地調査したのは、
1.阿南町富草(新木田) 町道富草103号線 路肩崩壊
2.阿南町富草 鴨目における地すべり災害(ここの被害は、5月8日に発生)
3.阿南町南条 平久における地すべり災害
4.天龍村神原 林道虫川新野峠線 道路崩壊
5.飯田市南信濃 名古山 大堀沢 土石流被害
6.飯田市南信濃 八日市場 国道152号 路肩崩壊・土砂流出
7.飯田市上村 下栗地区 大ナギ沢の拡大崩壊
の7か所です。このうち、7番目の下栗地区については、現場の状況が悪いため、会議室で説明を受けました。
改めて、豪雨災害による被害の大きさを実感しました。地元の市町村、長野県の皆様とも連携して、復旧に向けて努力をしてまいります。
南信州観光公社の皆様から観光産業の高付加価値化事業についてのご説明を伺っているところです。
JAみなみ信州の皆様との要請懇談会で、私から資料に基づき、現状の取り組みなどについてご説明をしているところです。
要請懇談会の終了後に、JAみなみ信州役員の皆様と記念撮影をしました。
現地調査メンバーは、まず飯田合同庁舎に集合し、調査に向かいました。
阿南町富草(新木田) 町道富草103号線 路肩崩壊の現場です。
現場の下から撮影した写真です。
阿南町富草 鴨目における地すべり災害で、住宅の裏側の斜面が崩れた現場です。
私の右が住宅のご主人です。当時のお話を伺いました。
阿南町南条 平久における地すべり災害の現場です。写真の右のお二人が被災された家のご夫妻です。
平久の地すべりで住宅の一階に土砂が流れ込み、それを掻き出している現場です。
天龍村神原 林道虫川新野峠線 道路崩壊の現場です。
この現場は、平成30年に被災した場所のすぐ近くでした。
ドローンによる三次元測量から合成した被害の全体像です。我々は、この左端の地点から現場を見ました。
飯田市南信濃 名古山 大堀沢 土石流被害の現場です。
飯田市上村 下栗地区 大ナギ沢の拡大崩壊について説明を受けているところです。
ここでは、市道と林道がともに被害を受け、今後、県農政部、県林務部、飯田市土木課、飯田市林務課が連携して復旧にあたるとのお話でした。
飯田市南信濃 八日市場 国道152号 路肩崩壊・土砂流出の現場です。市道の八日市場橋の手前の橋脚が倒れ、橋が陥没しています。
八日市場橋の根本周辺は大きく洗堀されていました。
この国道152号線は、三遠南信自動車道の現道活用区間です。今後、このような災害が発生しないよう、改良復旧に取り組んでいくことが重要です。