5月8日は、家内と共に伊那市創造館を訪問し、「藤井璃石 書✕ジオパーク展」と「企画展 高遠藩の軍制改革と伊澤修二」を観賞しました。
各展示物について、伊那市創造館の捧剛太館長に解説を頂きながら展示を見ることが出来ました。
特に、藤井璃石さんは、ジオパークガイドとして家内もお世話になった方です。書道家であると同時に、英語教員やジオパークに関わる仕事に従事された経験を持ち、写真も自ら撮影され、ランニングやマラソンを趣味とされるなど、本当に才能豊かな方だと感心をしました。
また、伊澤修二は、現在の伊那市高遠町出身で、近代日本の音楽教育や吃音矯正の第一人者として知られていますが、本日の展示を通じて、若いころから漢学の素養を身に着け、翻訳書を通じて科学、文学、数学、兵学、法学などを学んでいたこと、高遠藩の軍制改革で設けられた銃士隊の鼓手として、西洋太鼓(スネアドラム)を担当していたことなど、様々なことを学ぶことが出来ました。
こうした展示を通じて、地域の偉人や現在も活躍されている人のことを学ぶことは、地域の私たちにとっての誇りにつながると感じました。
「書✕ジオパーク展」の展示を前に、伊那市創造館の捧剛太館長と記念撮影をしました。
書✕ジオパークを紹介する「創造館だより」です。
藤井璃石さんのご挨拶文です。
「高遠藩の軍制改革と伊澤修二」の解説書の表紙です。
伊那市創造館の建物は、昭和5年に、辰野町の大実業家の武井覚太郎が費用を負担し、片倉館や台湾総督府などを手掛けた建築家である森山松之助と長野県建築界鉄筋コンクリート建造物の父といわれる黒田好造により「上伊那図書館」として建設された由緒ある建物です。