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宮下 一郎

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自由民主党 野菜・果樹・畑作物等対策委員会の甘味資源作物現地調査で鹿児島を訪問しました

2020年11月8日

11月8日は、朝、羽田空港を出発し、「自由民主党 野菜・果樹・畑作物等対策委員会の甘味資源作物現地調査」のため、鹿児島を訪問しました。

本日の現地調査は、鹿児島県でサツマイモ基腐病(もとくされびょう)の被害が多く発生していることを踏まえて、大隅コースと南薩コースの2班に分かれて実施されました。

大隅コースには野菜・果樹・畑作物等対策委員会の武部新委員長、小寺裕雄事務局次長、農林・食料戦略調査会特任顧問の森山裕先生が参加され、南薩コースには農林・食料戦略調査会副会長の野村哲郎先生と農林部会長の私が参加しました。

空港で2台のバスに分かれて乗車し、それぞれの視察先に向かいました。

南薩コースは、初めに南九州市知覧町にあるJA南薩拠点霜出澱粉工場を視察しました。

同工場は、平成23年から稼働している薩摩半島の拠点工場であり、製造ラインは中央制御室で集中管理される最先端のオートメーション工場です。食品の原料となる高品質の澱粉を作るため、工程にも様々な工夫がされており、省力化も実現されていました。

お昼は、知覧町のお寿司屋さん「博鮓(ひろずし)」で頂きました。新鮮な魚に加え、鶏肉と牛肉のお寿司まで入っており、畜産も元気な鹿児島のパワーを感じました。

午後2時前からは、サツマイモ基腐病の被害にあった「コガネセンガン」の圃場を視察しました。

基腐病はカビの一種であり、感染すると地上の茎が黒くなり、葉が枯れ、地中の芋も茎周辺から徐々に腐敗する病気です。平成30年秋に宮崎県や鹿児島県で確認されました。一度圃場に入ると二週間程度で圃場全体に広がることもあり、特に台風などの大雨が降ると、水と共に菌が拡散しやすい、とのお話でした。

視察した圃場は、昨年の被害を受けて土壌消毒などの対応を取ったにも関わらず、今年も被害に見舞われたとのことであり、対応の難しさを実感しました。

午後3時からは、JA南さつま川辺支所において「意見交換会」が開催されました。

はじめにJA鹿児島経済連の柚木弘文会長からご挨拶を頂き、引き続き、私と野村哲郎先生からご挨拶をしました。

出席くださった、かんしょ生産者の皆様、かんしょ澱粉工場の皆様、農林水産省の出席者の紹介の後、JA南さつまでん粉原料用かんしょ部会 部会長の中原重信様と鹿児島県からご発言を頂きました。

続いて、農林水産省から、高収益作物次期作支援交付金に対する対応と、サツマイモ基腐病に関する対応について説明を受けました。

その後の意見交換では、今後の対応策などについて活発な意見が出され、大変充実した会となりました。

私からは、ご参加くださった皆様に感謝し、本日頂いたご意見を、今後の対応策に活かしていくことをお誓いしてご挨拶を申し上げました。

午後6時過ぎには鹿児島空港のレストランで大隅コースの皆様と合流し、美味しいトンカツの夕食を頂き、午後7時過ぎの飛行機で羽田に戻りました。

被害状況や貴重なご意見を伺い、「百聞は一見にしかず」という言葉を実感した一日でした。


鹿児島空港での記念写真です。左から、大隅コースに参加した小寺裕雄先生と武部新先生、南薩コースに参加した私と野村哲郎先生です。


JA南薩拠点霜出澱粉工場の前で、視察に同行いただいた皆様と記念撮影をしました。


中央制御室で製造ラインが集中管理されている様子を見学しました。


最終製品のでんぷんが袋詰めされて出てきたところです。


工場の前で、でんぷんの袋を持ち、JA鹿児島中央会の川添修農政課長と記念撮影をしました。


知覧町のお寿司屋さん「博鮓(ひろずし)」で頂いた昼食です。手前に鶏肉と牛肉のお寿司が並んでいます。


サツマイモ基腐病の被害にあった「コガネセンガン」の圃場です。本来は葉に覆われて青々としているはずの圃場が、枯れた葉とツルで覆われていました。


実際に、土の中のサツマイモの様子を見せて頂きました。


左側の2つがサツマイモ基腐病の被害にあった芋を2つに切ったものです。左の表面は上部が灰色に変色しています。右の内部は、上部が茶色に腐っています。右側の大きな芋は通常の大きさの芋です。


JAの方から、サツマイモ基腐病の発症の状況などについて詳しいお話を聞くことが出来ました。


知覧町は第74回全国茶品評会で日本一に輝いた「知覧茶」の産地です。意見交換会に向かう途中にも、きれいなお茶畑を見ることが出来ました。


意見交換会の冒頭に、農林部会長としてご挨拶を申し上げているところです。


多くの地元の生産者の皆様がご参加いただき、それぞれ貴重なご意見を発表してくださいました。


意見交換会を終え、空港に向かう途中に撮影した、日没の際の美しい風景です。


鹿児島空港では美味しいトンカツを頂きました。


食後に、視察に参加された先生方と記念撮影をしました。


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  • 宮下 一郎(みやした いちろう)
    昭和33年8月1日生まれ。妻、長女、長男との4人家族。
    趣味は手品(子どもの頃からの趣味でレパートリーは百数十種類に及ぶ)
    写真撮影 (家族写真、特に子どもの写真を多く撮影)
    映画鑑賞(高校時代には映画制作に熱中。黒澤明監督作品のファン)
    座右の銘は 「誠実」「着眼大局 着手小局 (Think globally, Act locally)」

  • 略 歴

    昭和58年東京大学経済学部卒 住友銀行入行
    平成3~8年大臣秘書官(防衛庁、環境庁、厚生省)
    平成15年衆院議員初当選
    平成19年財務大臣政務官
    平成24年自民党経済産業部会長
    平成26年財務副大臣
    平成28年衆議院財務金融委員長
    令和元年内閣府副大臣
    令和2年自民党農林部会長
    令和5年農林水産大臣
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