11月23日は、午前11時から伊那市長谷で開催された「西村和美氏 瑞宝単光章受賞記念祝賀会」に出席しました。
西村さんは、南アルプスが国立公園に指定された昭和39年に19歳で南アルプス北部山岳救助隊に入隊以来、54年以上の長きにわたり山岳救助活動と安全登山への啓蒙活動をされました。特に平成5年からは23年間隊長を務められ、現在は名誉隊長として活動されています。
54年間の活動の中では、避難者を背負って下山することも多く、107日の出動で、88人の遭難者を救助し、30人の遺体を収容されたそうです。この間、南アルプス北部山岳救助隊は一人も二次遭難を出していません。
私からは、西村さんの長年のご活躍に心から敬意を表し、お祝いを申し上げるとともに、長寿社会を迎え、南アルプスに登る中高年の方々も多い中、西村さんには、これからも安全登山への啓蒙や後輩のご指導にも引き続きご尽力頂くことをお願いしてご挨拶を申し上げました。
祝賀会では、西村さんから、経験や準備がない登山者が難しい山に入って遭難する事例が増えていることや、警察のヘリコプターによる救助が無料で行われていることが、遭難しても無料で助けてもらえるとの意識につながっているのではないか、とのお話も伺いました。救助の有料化や保険加入の義務化などを検討すべきなのではないかと感じました。
会の最後には、隊員の皆さんが西村さんの胴上げを行い、出席者全員で記念撮影を行いました。
改めて、西村さんご夫妻のご健勝とご活躍を心からお祈り申し上げます。
(祝賀会の行われた伊那市長谷の仙流荘近くから見た山々はうっすら雪を被り、美しく輝いていました。)
(本日の祝賀会に配られた西村和美さんのプロフィール写真です。カッコいいですね。)
(祝賀会の開会前に、西村和美さんご夫妻と記念撮影をしました。)
(私からお祝いのご挨拶を申し上げているところです。)
(西村和美さんからの御礼のご挨拶の様子です。)
(ヘルメットを被り、隊員の皆さんに胴上げをされた後の笑顔の記念写真です。)
(会の最後に撮影した記念写真です。)