本日(11/5)は、飯島町の与田切で開催された「山のきのこ倶楽部」主催の収穫祭に参加しました。
ここは、4月に子どもたちとシイタケの菌打ちをした場所です。(http://m-ichiro-blog.net/?p=896をご参照ください。)
倶楽部の皆様とともに、秋の恵みを味わうことができました。上村庄司塾長をはじめとする倶楽部メンバーの皆様に心から感謝申し上げます。
(菌打ちから7カ月。白く見えるのが菌が増えている場所だそうです。うまく繁殖したものは、ほぼ全体が白く覆われていました。)
(ヤマトイワナを炭火で焼いているところです。美しいオレンジ色ですね。)
(マキで炊いたマツタケご飯です。山もりの松茸で、御飯が見えません!)
(種々のきのこ、豚肉、こんにゃく、ねぎなどをいれたキノコ汁も最高の味でした。)
(倶楽部の皆様とともに、素晴らしい自然の中で、自然の恵みに感謝しながらごちそうを頂きました。蜂の子やエゾジカの甘露煮、おいしいリンゴなども頂くことができました。)
(食後に全員で記念撮影。素晴らしい自然の中でおいしいものをおなかいっぱい頂くことができ、本当に幸せでした。)
午後には、伊那市高遠町において「国立信州高遠青少年自然の家 開所20周年記念式典・講演会・祝賀会」が開催されました。
高遠青少年自然の家は、平成2年にオープンしましたが、20年間で177万人以上の利用者があったそうです。現在、青少年の問題の多くが生活習慣に問題があったり、コミュニケーション能力の欠如に起因するともいわれていますが、子どもたちの体験不足を補うためにも、自然の家の活動がより重要になっています。
2代目の所長を務められ、現在学校法人恵泉女学園の学園長をされている松下倶子先生のご講演では、
「数学者の藤原正彦先生、帝国ホテルを設計したフランク・ロイド・ライト、ガラス工芸で活躍したエミール・ガレなど、創造的な人生を送る人々は皆、子どもの頃の自然の中での体験があり、それが成人してからの活動に生かされている」という言葉が印象的でした。
民主党の事業仕訳によって、全国の青少年自然の家について予算が削減され、やむを得ず新規採用を控えて人員の削減が行われています。さらに、自治体や民間に移管する検討もなされていますが、むしろ、国が責任を持って自然の家の活動を充実させることが必要であると考えます。
(記念式典では、高遠小学校と高遠北小学校の6年生の皆さんが、「国立信州高遠少年自然の家の歌」と「翼をください」をうたってくれました。)
(左が現在の山本裕一所長、右は、講演をして下さった松下倶子先生です。)