本日(9/23)は、社会福祉法人萱垣会の運営する養護盲老人ホーム「光の園」と、特別養護老人ホーム「第二光の園」の合同の敬老祝賀会が開催されました。
日頃から、ボランティアの皆様によって、周辺の植樹、コーラスグループによる演奏会、お茶会、吹奏楽の演奏などの活動が定期的に行われており、地域皆で利用者の方々をサポートする体制ができているのが素晴らしいと思います。
私は、「毎年この敬老祝賀会を楽しみにしています。なぜなら、利用者の皆様や萱垣会のスタッフの皆様もみんなにこやかで、心が温かくなるのを感じるからです。また、地域の皆様の温かい気持ちに支えられた活動もすばらしいと思います。健康長寿の長野県のモデルとして、これからも、楽しい毎日をお過ごしください。」との趣旨でご挨拶をさせて頂きました。
また、特に感動したのが、利用者を代表されてご挨拶をされた目の不自由な女性が、萱垣会に来てから、安心して、楽しい毎日を過ごしておられることなど、感謝の気持ちを込めた素晴らしいご挨拶をされたことです。思わず会場からも大きな拍手が起こりました。
前向きに生きる利用者の皆様と、それを支えるスタッフの皆様、地域の皆様の心が一つになった素晴らしい敬老祝賀会でした。
その後、飯田商工会議所創立90周年記念式典に出席しました。大正9年(1920年)に蚕糸を初めとする地場産業の工業化、商店街活動の気運の盛り上がりを受けて設立されて以来、大戦中の統制経済の時代も乗り越え、戦後の経済復興にも大きな貢献をされてきました。
そして今、三遠南信自動車道やリニア中央新幹線の早期完成を図り、新しい地域をさらに大きく発展させる期待が高まっています。これからも、地域振興の中核として、さらなる発展を期待したいと思います。
式典に引き続き、記念講演会が開催され、JR東海の須田寛相談役による「飯田線と観光」と題する講演がありました。
「国内観光の低迷を打開するために、現在年間1.4回の国内旅行の回数を年間4回まで増やすことに協力してほしい。また全国の各地域が観光客を受け入れる立場でおもてなしの心をもって欲しい。」
「飯田線を観光路線として活用するため、飯田線秘境駅号、鉄道川下りなどの企画を考えている。」
「飯田線を活用し、その周辺に公共施設を市町村で分担して整備するなど、まちの役割分担による地域経済圏づくりをしたらどうか。」
など、示唆に富むお話を伺うことができました。既存のインフラをどのように活用するか、皆で知恵を絞ることが必要であることを感じました。
(飯田線の現状と課題、活用の可能性などを体系的に理解できる素晴らしい講演でした。)