本日(9/4)は、豊丘村を訪問し、日頃よりご支援いただいている皆様と懇談をさせて頂きました。
今日も、多くの方にお会いすることができましたが、特に印象に残ったのは、安田牧場の奥様のお話でした。
「一昨年の飼料高騰で、小規模の酪農家の多くが廃業してしまい、下伊那の酪農家の数が大幅に減っている。」
「生き残った酪農家でも、民主党の事業仕訳による補助金削減の影響で、老朽施設の更新などができなくなっている。不景気による就職難の為、息子さんが家の酪農の仕事を継ぐ例が出てきているが、これでは、将来に向けた投資もできず、困る。」
「年金をもらいながら、酪農を営む場合はなんとかなるが、若い人が酪農で生計をたてるためには、きちんとした支援が必要。」
「子ども手当で現金をばらまくよりも、企業や地方を支援して、若い人が安定した就職ができるようにすることが大切。そうでなければ、結婚もできず、子どもが増えるはずがない。」
など、明快なご意見を伺うことができました。まさにおっしゃる通りだと思います。
(安田牧場の奥様です。素晴らしいご意見を伺うことができました。ありがとうございました。)
(この暑さで牛たちの食欲も減退し、乳量もへってしまうとのことです。)
また、「昼神花卉園芸」では、カーネーションの新種の開発を行っており、出来上がったものについて、ヨーロッパなどにも輸出しています。一つの新種を作るのに、6~7年ぐらいかかるとのこと。これまでに開発した新種は約30種だそうです。
花卉の世界では、オランダなど海外から種子や苗を輸入して育てるのが一般的ですが、逆にヨーロッパにも輸出しているとのお話に大いに勇気づけられました。
様々な分野で世界に通用するものをつくるパワーが、今の日本に一番必要なのではないかと思います。
(何種類もの美しいカーネーションを通年生産されているそうです。益々のご発展を期待したいです。)
夕方には、飯田愛宕神社の秋季祭典を訪問しました。
宮司さんにお聞きしたところ、飯田下伊那には265の神社があり、飯田市内は10か所とのこと。この時期は毎週のように各神社でのお祭りが行われています。
伺った頃には、ちょうど子供みこしが神社に到着し、担いできた皆さんがお祓いを受けていました。
お祭りが盛んな地域は元気な地域だとも言われます。その団結パワーが住みよい地域づくりにつながることを祈念したいと思います。
(法被をきた子どもたちも神妙にお祓いをうけていたのがとてもかわいかったです。)