3月18日は、午前8時から「日本経済再生本部・金融調査会 合同会議」に出席し、金融調査会事務局長として司会進行を行いました。
本日は、慶應義塾大学教授の池尾和人先生を講師にお迎えし、「成長戦略に金融は何ができるか? 成長戦略2年目の課題」と題したご講演を頂きました。
「日本経済の課題として、輸出するものが安くしか売れなくなっているという構造問題がある。一方ドイツでは輸入品の価格が上がっても、輸出品を差別化して価格を引き上げることができている。」
「競争政策は、いかに同じ土俵の上で競争しないかを考えることだが、日本は、新興国と同じ土俵で競争するようになってしまっている。」
「労働市場改革と金融市場改革、企業制度改革が必要。成長分野に資源がまわらない障害を規制改革で除去すべき。」
「多くの日本企業は、企業の存続を目指し、倒産を回避することを最重要視している。このためリスクへの挑戦を通じた価値創造が行われていない。倒産法制を見直し、倒産コストを低下させることが必要。」
「景気動向で採用人員を増減させている日本企業は本当の意味で長期的な視点で経営されているとは言えない。長期的価値追求を促す企業経営指針が重要。」
など、大変示唆に富む内容でした。質疑応答も活発に行われ、大変充実した会議となりました。池尾先生はじめ参加された先生方に心から感謝を申し上げます。
午前10時半には、日本ティーボール協会の荒川博副会長、長野県連盟立ち上げの活動をされている伊那市の伊藤隆さんがお見えになりました。
荒川副会長は、王貞治選手に一本足打法を指導した方としても有名です。現在、「ティーボール」の普及活動に活躍されています。
「ティーボール」は野球やソフトボールに極めて類似したボールゲームで、大きく異なるところは、本塁プレートの後方に置いたバッティングティーにボールを載せ、その止まったボールを打つことからゲームが始まるところです。(したがってピッチャーはいません。)
現在長野県内では、ほとんどプレーされていませんが、長野県内への普及について、協力の要請を頂きました。子どもさんから高齢者、障害者の皆様もいっしょに楽しめるスポーツである「ティーボール」をしっかり応援していきたいと思います。
正午からは、衆議院本会議場にてベトナム社会主義共和国チュオン・タン・サン主席による国会演説が行われました。
主席は、日本によるベトナムへの積極的な投資を呼び掛けるとともに、南シナ海で領有権を争う中国に対しては強く自制を求めておられました。これからさらに発展するベトナムとの関係の強化を図っていくことは、我が国にとっても重要なことであると思います。
午後2時からは、「衆議院本会議」が開催されました。
「在外公館法」「奄美・小笠原振興特措法」「裁判所定員法」「雇用保険法」「成田空港周辺整備特措法」の採決が行われ、いずれも可決されました。
引き続き、「国家安全保障戦略・防衛大綱・中期防衛計画」について安倍総理より報告があり、これに対し、自民、民主、維新、公明、みんな、結い、共産、生活の各党の代表からの質疑が行われました。
この本会議の最中に、地元から後援会南箕輪村支部の皆様が国会見学にお見えになり、本会議の傍聴をされました。
傍聴を終えた皆様と、衆議院の裏庭で懇談し、記念撮影をしました。皆様からは、「体に気をつけてがんばって。」など、大いに激励を頂きました。皆様のご期待にこたえられるよう、さらに頑張ってまいります。
(「日本経済再生本部・金融調査会 合同会議」での塩崎本部長代理からのご挨拶です。その右がご講演を頂いた池尾和人先生です。)
(左が日本ティーボール協会の荒川博副会長、右が伊藤隆さんです。)
(傍聴を終えた後援会南箕輪村支部の皆様から地元産のきれいな花束を頂きました。)
(皆様との懇談の後、全員で記念撮影をしました。皆様、いつも温かいご支援を頂き、本当にありがとうございます。)