衆議院議員 / 前農林水産大臣 宮下一郎
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宮下 一郎

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中小企業政策調査会、資源エネルギー戦略調査会、衆議院本会議に出席、平谷村の皆様と有害鳥獣対策について懇談、人口減少社会対策委員会に出席、伊那市議会の皆様と懇談

2013年5月14日

5月14日は、午前8時から「中小企業・小規模事業者政策調査会」に出席しました。

本日の議事は、まず、「個人保証に依存しない融資のあり方について」、金融庁から考え方の説明を受け、質疑応答を行いました。

金融庁として、個人保証の弊害を減らしていくために、ABL(在庫や売掛金などを活用する資金調達)の活用や、適切な保証金額の設定、事業承継の場合に保証の必要性を再検討することなどを打ち出しています。

私からは、「既存の債権についても、見直しを行い、可能な限り個人保証の解除や金額の減額などに対応するよう指導してほしい。」との意見を金融庁に申し上げました。

第2の議題は、「中小企業・小規模事業者成長プラン提言骨子案」についてです。伊藤達也調査会長の下で、これまでのヒアリングや議論を踏まえた提言案がまとめられ、これに対する意見交換を行いました。

提言は、
1.政府の成長戦略の重要な柱として中小企業政策を位置づける
2.地方企業の声を反映する仕組みを制度化する
3.支援策のあり方を企業の現場目線で見直す
4.中小企業の成長戦略の抜本的な強化
の4つを柱としています。

私は、「支援策としての補助金の使途が限定されすぎていて使いにくいという声に応えるべきであること、日本政策金融公庫が、かつて国民生活金融公庫が果たしてきたきめ細やかな創業支援機能を果たすことが重要であること、金融機関は、産業構造の転換をスムーズに進めるため、廃業支援についても丁寧に対応すべきこと。」などについて意見を申し上げました。


午前11時からは、「資源・エネルギー戦略調査会、資源戦略に関する小委員会」に出席しました。

本日の議事は、「鉱物資源確保政策におけるリサイクルについて」です。

都市鉱山とも言われる使用済みのパソコンや携帯電話、家電製品から、金やレアアースを回収する方策について、経済産業省から説明を聞き、意見交換を行いました。

今後は、様々な家電製品などについて、金属や部品の回収、リサイクルまで考えて、分解などがしやすい設計をすること、回収コストについて、自動車の場合のように、商品価格の中に含めて確保していくことなどが大切ではないかと感じました。


午後12時半からは、衆議院本会議が開催され、環境委員会の「特定フロン回収法」が全会一致で可決され、引き続き、消費者庁の「食品表示法」について趣旨説明と質疑が行われました。


午後1時半からは、「衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会」の理事懇談会に出席しました。次回委員会の日程や、最新科学技術の視察について協議が行われました。


午後2時半には、地元から平谷村長ならびに平谷村議会の先生方が議員会館を訪問くださいました。

会館内の議員会議室で、農林水産省の鳥獣災害対策室の森澤室長、春日井企画係長から「鳥獣被害対策の現状と課題」についてお話を聞いた後、質疑応答を行いました。

自民党政権時代、平成19年に、私も関わって鳥獣被害防止特措法が成立し、以来、民主党時代に一時予算が減ったものの、現在では毎年100億円弱の予算が計上されるとともに、政権奪還後の平成24年度補正予算では129億円の予算が確保され、被害防止計画が採択をされた場合には、交付税措置も含め、国が約90%を負担する仕組みになっています。

平谷村では、サル、シカ、イノシシなどの被害が多く、1頭当たり3万円の報奨金を出して駆除を進めているとのことでした。これからも、現場の様々な課題や要望についてお聞きしながら、鳥獣被害対策について、しっかりと対応をしてまいります。


午後4時からは、「人口減少社会対策特別委員会」に出席しました。

本日の議事は、「こども・子育て支援新制度について」です。全国認定こども園協会と、全国認定こども園連絡協議会からそれぞれご意見や要望をお聞きし、意見交換を行いました。

幼稚園と保育園の機能を融合した「認定こども園」は、様々な子育てのニーズにこたえるひとつの形ですが、文部科学省と厚生労働省の所管する事業が混在していることから、窓口の一本化に向けた制度の構築が行われようとしています。

私からは、幼児教育の無料化や、スタッフの配置基準の見直し、1年の子育ての後の保育園入園が難しい問題などについて、両団体の皆様に質問をしました。

子育て支援の充実に向けて、今後とも現場の皆様のご意見やご提言を大切にしながら、取り組んでまいります。


午後6時からは、「伊那市議会 道路・交通対策特別委員会」の皆様との懇談会に出席しました。

委員会の先生方は、本日は中部地方整備局、明日は国土交通省本省、明後日は関東地方整備局を訪問し、地元の道路整備について要望活動をされるとのこと。

本日は、伊駒アルプスロードや152号線、361号線やスマートインター整備について、ご要望を頂きました。リニア新時代に向けた道路交通網整備は、地域の成長戦略にとっても大変重要なインフラです。その推進に向けて、しっかり取り組んでいくことをお約束しました。


(「中小企業・小規模事業者政策調査会」での伊藤達也調査会長からのご挨拶です。)


(「資源戦略に関する小委員会」冒頭の渡辺博道小委員長からのご挨拶です。)


(平谷村の皆様をお迎えし、私から歓迎のご挨拶を申し上げました。)


(議員会館の私の部屋を見ていただき、記念撮影。国道418号線の整備促進についてもご要望を頂きました。)


(「人口減少社会対策特別委員会」での猪口邦子委員長からのご挨拶です。)


(「伊那市議会 道路・交通対策特別委員会」の先生方と、本音の意見交換ができました。)


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  • 宮下 一郎(みやした いちろう)
    昭和33年8月1日生まれ。妻、長女、長男との4人家族。
    趣味は手品(子どもの頃からの趣味でレパートリーは百数十種類に及ぶ)
    写真撮影 (家族写真、特に子どもの写真を多く撮影)
    映画鑑賞(高校時代には映画制作に熱中。黒澤明監督作品のファン)
    座右の銘は 「誠実」「着眼大局 着手小局 (Think globally, Act locally)」

  • 略 歴

    昭和58年東京大学経済学部卒 住友銀行入行
    平成3~8年大臣秘書官(防衛庁、環境庁、厚生省)
    平成15年衆院議員初当選
    平成19年財務大臣政務官
    平成24年自民党経済産業部会長
    平成26年財務副大臣
    平成28年衆議院財務金融委員長
    令和元年内閣府副大臣
    令和2年自民党農林部会長
    令和5年農林水産大臣
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