衆議院議員 / 前農林水産大臣 宮下一郎
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宮下 一郎

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経済産業部会懇談会開催、人口減少社会対策特別委員会、農林部会に出席、衆議院本会議で平成25年度予算案可決

2013年4月16日

4月16日は、午前8時から、「経済産業部会・懇談会第1回」が開催され、司会進行を行いました。

夏の参議院選挙に向けて、政権公約に盛り込むべき項目を検討するために、関係諸団体の皆様からご意見を頂きました。

ご出席いただいたのは、日本経済団体連合会、経済同友会、日本商工会議所、全国商工会連合会、全国中小企業団体中央会の皆様です。

現在の経済状況を踏まえて、様々な面から貴重なご提言を頂きました。

輸出については、
「たとえば、広島県の熊野筆をシャネルは自社ブランドの化粧筆として売っているが、日本のブランドを確立すべき。」
「日本企業が進出している海外の工場団地の近くに、日本全国のB級グルメの店を共同で出す等、サービス産業の進出も考えるべき」などのご意見もありました。「なるほど」と思いました。


9時からは、「人口減少社会対策特別委員会」に遅れて出席しました。

本日は、横浜市の林文子市長から、「横浜市における待機児童対策について」と題したお話を伺いました。

横浜市では、短時間勤務に対応した保育サービスの提供、株式会社・NPO邦人等多様な事業主の活用、私立幼稚園における11時間の預かり保育の実施、乳幼児一時預かり事業の実施など、様々な手法を取り入れ、待機児童をピークの1552人から二年で179人まで減らすことに成功したそうです。

病児保育についても、市内10か所で受け入れをしているとのこと。全国のモデルとも言うべき取り組みだと感じました。

質疑応答の時間には、多くの議員からは0歳児は家庭で育てることを原則とすべきであり、これに対応した受け入れ態勢を整えるべきであるとの意見が多く出されました。


午前11時45分からは、、「経済産業部会・懇談会第2回」において司会進行を行いました。

この時間には、石油連盟、日本鉄鋼連盟、日本自動車工業会、日本自動車販売協会連合会、電気事業連合会、電子情報技術産業協会の皆様からご意見を伺いました。

多くの皆様から、円安によるコスト増に対応した税制措置、国内設備投資や研究開発に対する一層の優遇税制の実現などを求めるご意見が出されました。

参議院選挙公約の策定作業の中で、皆様のご意見を生かしていきたいと思います。


午後2時半からは「農林部会」に出席しました。

本日も、前回に引き続き「強い農業づくりビジョンと施策の構築について」の議論を行いました。

主要な論点は、「水田フル活用による米の生産拡大」「野菜・果樹対策」「畜産・酪農対策」「鳥獣被害対策」「農業農村整備事業」「食糧自給力の向上」です。

私からは、「円安による燃料高騰が農業経営に負担となっていることを踏まえ、間伐材のチップやペレットを農業用重油にかわるエネルギー源として施設園芸等に活用できるよう、支援をすべきではないか」と意見を申し上げました。


午後5時40分から午後7時45分まで衆議院本会議が開催され、平成25年度予算が可決され、衆議院を通過しました。

被災地復興の加速や安心・安全のための防災対策、経済の底支えや地域の活性化のためにも、参議院でのすみやかな審議と可決が望まれます。


(経済産業部会懇談会の朝の部では、経済5団体の皆様からご意見を伺いました。)


(左から3人目が、ご講演を頂いた林文子横浜市長です。)


(昼の経済産業部会懇談会では、石油、鉄鋼、自動車、電力、電子の各分野のお話をお聞きしました。)


(農林部会の冒頭での小里部会長からのご挨拶です。強い農業づくりのための決意を述べられました。)


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  • 宮下 一郎(みやした いちろう)
    昭和33年8月1日生まれ。妻、長女、長男との4人家族。
    趣味は手品(子どもの頃からの趣味でレパートリーは百数十種類に及ぶ)
    写真撮影 (家族写真、特に子どもの写真を多く撮影)
    映画鑑賞(高校時代には映画制作に熱中。黒澤明監督作品のファン)
    座右の銘は 「誠実」「着眼大局 着手小局 (Think globally, Act locally)」

  • 略 歴

    昭和58年東京大学経済学部卒 住友銀行入行
    平成3~8年大臣秘書官(防衛庁、環境庁、厚生省)
    平成15年衆院議員初当選
    平成19年財務大臣政務官
    平成24年自民党経済産業部会長
    平成26年財務副大臣
    平成28年衆議院財務金融委員長
    令和元年内閣府副大臣
    令和2年自民党農林部会長
    令和5年農林水産大臣
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