本日(12/21)は、日頃からご支援を頂いている上伊那の企業の皆様を訪問し、年末のご挨拶をするとともに、お話を伺ってきました。
人材派遣会社の株式会社アクティブでは、酒井平一専務と小山良太朗営業部長から最近の雇用情勢をお聞きしました。
「5月から少しずつ求人が増え、9月以降は横ばい、最近少し上向きになっているが、やはり雇用環境は厳しい。」
「最近は、単純労働ではなく、技能を持った人材を求める会社が多く、技術専門校の重要性が増している。」
「リーマンショック以前には、契約解除になった派遣社員の行き先があったが、現在はなかなか見つからない。」
「ものづくり企業は、もし派遣が全面禁止となれば、海外進出するか廃業するしかないが、海外に出ていける体力のある企業は少ない。」など、厳しい実態をお聞きし、人材育成や新産業・新技術育成の大切さを感じました。
(右が酒井専務、左が小山営業部長です。貴重なお話をお聞かせ頂き、ありがとうございました。)
伊那バス株式会社では、丸山和夫専務にお会いすることができました。
「最近中国が軽油を大量に買い付けており、値段が上がっている。8月頃に比べると、リッター当たり8円程度の上昇で、コストアップ要因となっている。」
「就職希望の高校生の内定率が低いと話題になっているが、優良な中小企業で求人をしているところも多い。就職を指導する先生は、もっと各企業を歩いて、良い中小企業への就職斡旋に力をいれるべきだ。」
など、ここでも、就職についての貴重なご意見を頂きました。
(丸山専務からは、再起に向けて頑張れと激励も頂きました。)
タカノ株式会社では、大原明夫常務からお話を伺いました。
タカノでは、事務用の机やイスの製造に加え、半導体の検査装置の製造販売などで業績を伸ばしてこられましたが、近年は、赤そばの栽培、赤そばの花の蜜を日本ミツバチに集めさせて作った蜂蜜、蜂蜜を塗ったラスクなど、健康食品の開発にも力を入れているとのことでした。
また、イスなどの製造ノウハウを生かして介護用品の開発にも力をいれ、「キャリーナウォーカー」という歩行補助車は、グッドデザイン賞や小学館の「サライ」という雑誌の賞も受けたそうです。
様々な分野にチャレンジしているお話を伺い、とても心強く思いました。
(グッドデザイン賞の賞状の前で大原専務と記念撮影。)
この他にも、多くの皆様にお会いすることができ、激励も頂きました。新年に向けて、皆様からパワーを頂いた一日でした。