5月5日は、午前中に辰野町の馬淵商店を訪問し、馬淵泰太郎店主にお話を伺いました。
馬淵商店では2月に、地元の農産物を栽培するグループ「ベジと明日」が経営するカフェ&デリ「ベジとテーブル」をオープンされました。本日は休日でしたが、店主からお話を伺うことができました。
「ベジと明日」代表の木建景さんは、給食食材に地場産野菜を普及させる活動に取り組んでこられ、お店の改修も自身で手掛けられたそうです。お店のスタッフは、子育て中の女性6名で、有機農産物の生産に取り組みながら、総菜の製造販売を中心に活動されています。
キッズスペースもあり、子どもさんたちが学校から帰ってきて、遊んだり、宿題をするなど、子どもたちの居場所にもなっているそうです。
地域の高齢者の皆様もカフェに来られるそうで、世代を超えた地域のふれあいの拠点になっていることを感じました。
お昼には、箕輪町に本日オープンした「信州箕輪もみじ湖夢の里」を訪問し、オーナーの根橋英夫さん二三代さんご夫妻にお話を伺うとともに、畜産・酪農家である根橋さんが生産した牛肉を活かしたおいしい食事を頂きました。
また、施設内を見学させていただき、根橋さんからお話を伺いました。
根橋英夫さんは、長野県農業経営者協会の会長を務められていますが、「信州白樺牧場」を経営され、乳牛約200頭を飼育、堆肥製造やジェラートなどの加工に取り組まれているほか、自給飼料の比率を約8割として経営の安定を図っていることなどが高く評価され、昨年7月に第52回日本農業賞個人経営の部で優秀賞を受賞されています。
本日オープンした施設は、もみじ湖観光に来られた方においしい食事を提供するとともに、畜産、野菜、果樹、花卉の新規就農支援センターとしての機能も持つとのことでした。
農業者の方が、加工食品製造や飲食店経営などに経営を広げる、好事例だと感じました。
午後5時半には、松川町を訪問し、はじめに、エントランスやレストランの大規模改修が完成した清流苑を見学しました。木材を活かした、明るく温かい印象の素敵なスペースに生まれ変わったことを感じました。
その後、南信州まつかわ観光まちづくりセンターの坂元暁彦シェフと奥様の坂元クリスティーナさんが中心となって企画・運営されている「Orchardレストランまつかわ」が実施されているフルーツファームヨネヤマを訪問しました。
「Orchardレストランまつかわ」は、果樹園内で地元食材を使ったフランス料理を提供する取組であり、昨年、外国人の訪日意欲をかき立てる、食と異分野を掛け合わせた体験として、農林水産省の「食かけるプライズ」で大賞を受賞されています。
このプロジェクトには、フルーツファームヨネヤマを含む松川町の8つの農園が協力されています。
食事の前には、フルーツファームヨネヤマの米山晴彦さんから、さくらんぼのハウスや、リンゴの園地で、栽培の工夫や具体的な作業手順、気候変動による影響など、様々なことをお教えいただき、米山さんの「美味しいものを提供したい」という熱意に感銘を受けました。
そして、皆さんとシードルや炭酸入りリンゴジュースで乾杯をしてから、果樹園内にセットされたテーブルに移動し、松川町の黒沢哲郎副町長ご夫妻と、地元の食材を使った美味しいお料理を頂きました。
木々に囲まれた自然の中で食事を頂くことにより、食と農のつながりを実感することができた素晴らしいひとときでした。
馬淵商店の馬淵泰太郎店主と、店内で記念撮影をしました。
ベジとテーブルの看板です。
キッズスペースも用意されていました。
本日オープンした「信州箕輪もみじ湖夢の里」の前で、根橋英夫さん、二三代さんご夫妻と記念撮影をしました。
店内には、もみじ湖の紅葉の写真が掲げられていました。
私は、根橋さんおすすめのしゃぶしゃぶ定食を頂きました。
家内は、牛すじカレーを頂きました。
2階のスペースも見学させていただきました。大勢のお客様にも対応できるつくりです。
改装された清流苑のエントランスで、松川町の黒沢哲郎副町長ご夫妻、南信州まつかわ観光まちづくりセンターの片桐雅彦専務理事、清流苑の菅沼哲也支配人、川上輝芳事務局長、まつかわの里の小林優輝主任と記念撮影をしました。
フルーツファームヨネヤマでの記念写真です。左から、Orchardレストランを企画された坂元クリスティーナさん、米山春彦さんご夫妻、私たち夫婦、黒沢哲郎副町長ご夫妻です。
サクランボのハウス内で、米山さんからお話を伺っているところです。
リンゴ園では、摘花の方法などについて詳しくお話を伺うことができました。
皆様と、シードル(リンゴのワイン)や炭酸入りリンゴジュースで乾杯をしました。
果樹園の中での記念撮影です。中央は、素晴らしい料理を提供いただいた坂元暁彦シェフです。