9月1日は、朝の列車で地元に戻り、午前11時半から伊那市高遠町で行われた「そば博物館オープニングセレモニー」に出席しました。
はじめに、そば博物館代表で、監修を務められた信州大学名誉教授の井上直人先生からご挨拶があり、博物館開館までの経緯や、この博物館が、「そば」をテーマとした博物館として世界的にも最も充実したものであるとのご紹介がありました。
伊那市の白鳥市長のご挨拶に引き続き、私からもお祝いのご挨拶の中で、今年6月に蕎麦振興議員連盟が発足し、初代会長に就任したこと、全国各地でそばを愛好する皆さんが地域活性化に努力される中、そば博物館の開館と井上先生による高遠そば大学の講座開催などにより、新たな交流が生まれることに期待していることを申し上げました。
また、麺類食文化研究家の稲澤敏行先生からは、世界における蕎麦の食べ方などについてのご紹介などのお話も頂きました。
続いて、テープカットが行われ、私も参加をさせて頂きました。
最後に、「信州そば発祥の地伊那そば振興会」の会長でもある「信州そばNO.1の地伊那プロジェクト」の飯島進代表から閉会のご挨拶がありました。
次に、井上直人先生と飯島進会長の手により、そば博物館の扉が開けられ、井上先生が館内を案内して下さいました。
三階建ての藏の1階には、岐阜県内から寄せられた直径約1メートルの特大のこね鉢や江戸時代以降に創られた「そばちょこ」約400点などが展示されていました。
2階には、地元や世界各地の製麺道具や、国内外の多数のソバの種などが展示されています。高遠石工による石臼は、地元で保管されていた花崗岩(御影石)の「高遠臼」と、武蔵国に移住した石工が砂岩でつくった「伊那臼」が展示され、高遠石工がそば文化の伝播に大きな役割を果たしたことを知ることが出来ました。
そば博物館は、明日9月2日に一般公開されます。開館は不定期で、イベント開催にあわせて開館するそうです。明日は高遠城下まつりが開催されます。おまつりに来られた皆様は、是非、そば博物館にもお立ち寄りください!
そば博物館オープニングセレモニーでの信州大学名誉教授の井上直人先生のご挨拶です。
私からお祝いのご挨拶を申し上げているところです。
テープカットの様子です。右から、麺類食文化研究家の稲澤敏行先生、伊那市の白鳥孝市長、信州大学名誉教授の井上直人先生、私、地権者の竹松康義さんです。
井上直人先生と飯島進会長の手により、そば博物館の扉が開けられました。
博物館の1階に展示されている特大のこね鉢を囲んで、井上先生、白鳥伊那市長と記念撮影をしました。
博物館2階の展示の様子です。
井上先生から高遠石工がつくった石臼について解説を伺っているところです。
左側の2つが砂岩でつくられた「伊那臼」、右側の2つが花崗岩でつくられた「高遠臼」です。
高遠石工が各地で石臼をつくり、そば文化の伝播に貢献したことを示すパネルです。
国内外の多数のソバの種も展示されていました。