11月4日は、正午から「雇用問題調査会 勤務間インターバル推進PT」に出席しました。
本日は、オンラインで出席いただいた株式会社ワーク・ライフバランスの小室淑恵代表取締役社長から「11時間の勤務間インターバルにおける少子化対策・エンゲージメント・業績向上・認知症・離職率低下等への効果について」と題したお話を伺い、質疑を行いました。
睡眠時間の確保が様々な良い効果を持つこと、特に6時間以上連続して睡眠をとることが重要であること、そのために勤務間の11時間のインターバルを導入することが必要であることを理解することが出来ました。
具体的な睡眠確保の効果として、
1.男女ともに長時間労働を防ぐことにより、女性が夜パソコンの光を浴びることが抑制され、これによりメラトニンの分泌が行われて受精率や妊娠率の向上につながる
2.離職率の低下に効果が高い
3.従業員満足度向上に効果が高い
4.国民一人当たりGDPと相関がある
5.企業のROE(利益率)と相関があり、数年継続する
6.認知症の発症を抑制する
7.事故・高血圧・過労死・メンタル疾患を防ぐ
8.上司が部下に侮辱的な態度を取るパワハラを抑制する
9.記憶力を高め、イノベーションを起こす
があるとして、それぞれデータに基づく説明を頂きました。
なお、運送業や医師など、インターバル確保が難しい現場もあることから、インターバルの推進にあたっては、現状をしっかり分析し、業務プロセスの改善や人材配置の見直しなど、丁寧に取り組むことが必要だと感じます。
午後1時からは、「衆議院本会議」が開催されました。
本日は、「裁判官報酬法」「検察官俸給法」「 競馬法」「 港湾法」「一般職職員給与法」「特別職職員給与法」「緊急支援給付金差押禁止法」「ガス事業法」「国会議員秘書給与法」の採決が行われ、いずれも可決されました。
雇用問題調査会 勤務間インターバル推進PTでの田畑裕明PT座長のご挨拶です。左側の画面に映っているのがご講演を頂いたワーク・ライフバランスの小室淑恵社長です。
衆議院本会議の議事日程です。