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宮下 一郎

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飯田市遠山地区被災状況を視察、南信州観光公社より要請

2020年8月9日

8月9日には、午前9時に飯田市役所を訪問しました。

飯田市の牧野光朗市長、林野庁中部森林管理局南信森林管理署の小林辰男署長と伊那谷総合治山事業所の後藤良彦所長、長野県飯田建設事務所の細川容宏(よしひろ)所長をはじめとする皆様から、7月豪雨災害による飯田市遠山地区(上村及び南信濃)の被災状況について説明を受けました。

引き続き、車で現地に向かい、午前中には上村の程野山国有林(蛇洞沢)と日影岩地区の被災箇所、午後には南信濃の中橋と上村の風折地区の被災箇所を視察しました。

被災の大きさが想像以上に大きいこと、山腹崩壊や橋の断裂によって多くの方々の移動や生活に大きな影響が起きていることを実感しました。

皆様には、飯田市と長野県とも連携しながら、改良復旧に向けて努力することをお誓いしました。

午後4時からは、株式会社南信州観光公社を訪問しました。

高橋 充 代表取締役社長と竹前雅夫 地域振興事業部長から「観光関連事業者並びに国民の国内旅行における抗原検査の促進について」の要望書を頂き、お話を伺いました。

南信州観光公社では、全国に先駆けて飯伊地域の農家の皆様とともに農家民泊の推進に努力されてきました。

今年は、修学旅行先として南信州を選ぶ近畿地方の学校が増えているとの嬉しいお話も伺いました。

一方で、受け入れる農家にはご高齢の皆様も多いことから、安心して子どもさんたちを受け入れる方法の一つとして、当地域で唾液による抗原検査体制を整備してはどうか、とのご提案を頂きました。

私からは、旅行者全員の検査ができる体制の整備や予算の確保はすぐには難しいものの、体調のすぐれない旅行者や発熱がある旅行者がスムーズに検査が受けられる体制を整備することは大きな意義があること、併せて高齢者に感染が拡大しない民泊のモデルを確立することが大切であることを申し上げました。

さらに、地域の医療関係者や行政の皆様、受け入れ農家の皆様とともに、「旅行者も受け入れ側も安心できる南信州モデル」の確立に向けてご尽力いただくことをお願いするとともに、そうした取り組みを応援させて頂くことをお誓いしました。


飯田市役所で私からご挨拶を申し上げているところです。


上村の程野山国有林(蛇洞沢)の崩壊現場に向かう途中の市道も大きく陥没していました。


蛇洞沢の崩壊現場の様子です。手前右から画面左に続く市道が斜面崩壊によって大きくえぐられています。


皆様から状況の説明を受けているところです。


左から、飯田市の牧野光朗市長、私、南信森林管理署の小林辰男署長、伊那谷総合治山事業所の後藤良彦所長です。


上村日影岩地区の被災の様子です。画面中央に見えるのが国道152号線の橋で、手前から橋に続く道が大きく削られてなくなっています。


横に立ってみると、露出した橋桁の高さがわかります。


写真中央で折れたように見えるのが南信濃の中橋です。川の中に立つ橋脚が傾き、橋が折れ、橋の下に通っていた水道管と下水道管も寸断されたそうです。


上村の風折地区では、土石流がガードレールを押し流し、現在も大量の水が道路を横切っていました。


左から、飯田市の北沢建設部長、私、飯田市の牧野市長、長野県飯田建設事務所の細川所長です。


移動中に出会った美しい遠山の風景です。


被災地近くで見つけた、かわいい紫陽花の花です。


南信州観光公社で、高橋 充 社長(中央)と竹前雅夫 地域振興事業部長から要望書を頂きました。


アクリル板を挟んで、感染症拡大を防止しながら観光を実施するための方策などについて意見交換をさせて頂きました。

 


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  • 宮下 一郎(みやした いちろう)
    昭和33年8月1日生まれ。妻、長女、長男との4人家族。
    趣味は手品(子どもの頃からの趣味でレパートリーは百数十種類に及ぶ)
    写真撮影 (家族写真、特に子どもの写真を多く撮影)
    映画鑑賞(高校時代には映画制作に熱中。黒澤明監督作品のファン)
    座右の銘は 「誠実」「着眼大局 着手小局 (Think globally, Act locally)」

  • 略 歴

    昭和58年東京大学経済学部卒 住友銀行入行
    平成3~8年大臣秘書官(防衛庁、環境庁、厚生省)
    平成15年衆院議員初当選
    平成19年財務大臣政務官
    平成24年自民党経済産業部会長
    平成26年財務副大臣
    平成28年衆議院財務金融委員長
    令和元年内閣府副大臣
    令和2年自民党農林部会長
    令和5年農林水産大臣
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