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宮下 一郎

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関西経済団体との意見交換会に出席、丹波篠山市で古民家再生の取組を視察

2019年11月10日

11月10日は、午前8時から大阪市で開催された「西村康稔経済財政政策担当大臣と関西の経済団体との意見交換会」に出席しました。

朝食の後、公益社団法人関西経済連合会の松本正義会長(住友電気工業株式会社会長)と西村康稔経済財政政策担当大臣からご挨拶がありました。

引き続き、私からもご挨拶をさせて頂きました。

その後、経済界からの皆様からのご発言があり、これを受けて自由懇談が行われました。

内外の経済情勢を踏まえ、今後のわが国の発展のための政策に様々なご示唆を頂くことが出来、大変有意義な意見交換でした。


午前10時に大阪市のホテルを出発し、車で兵庫県の丹波篠山市に向かいました。視察には、財務省近畿財務局の青木孝徳局長、株式会社地域経済活性化支援機構(REVIC)の渡邊 准 代表取締役専務もご同行を頂きました。

丹波篠山市では、一般社団法人ノオトの伊藤清花代表理事と藤原岳史理事から、古民家を活用した地域再生の取組についてご説明を頂きました。

始めに、城山城下町全体を一つのホテルにする「篠山城下町ホテルNIPPONIA」の取組を見学しました。

これは、町全体に宿泊施設、レストラン、カフェ、工房、シェアオフィス等を配置する歴史地区再生事業で、現在も計画が進行中です。

最初に見せて頂いたNIPPONIA ONAE棟は、フロント機能を持った宿泊施設で、大きな古民家をリノベーションし、水回りは最新の快適な設備を導入、歴史を感じながら快適な時間が過ごせる様々なタイプの部屋が用意されていました。

二番目に見学したNIPPONIA SAWASHIRO棟は、和食処「まえ川」というお店と宿泊施設が一緒になった建物でした。見学の後に、美味しい食事を頂きながらランチミーティングが行われました。

次に、車で30分ほど移動し、丹波篠山市の丸山地区を見学しました。

ここは、全戸12軒の集落で、7軒が空き家でしたが、宿泊施設やフレンチレストラン、蕎麦と旬のお料理のお店などが出来、耕作放棄地も有効活用されるようになっています。

宿泊施設の運営などは地域住民の皆様がNPO法人集落丸山という法人組織をつくって行っており、朝食は、地元の方が地元の野菜などを使って宿泊棟で調理しているそうです。

「明かり(佐古田家)」と「ほの穂(斎藤家)」という2軒の古民家をリノベーションした宿泊施設を見学しましたが、一度泊まってみたいと思うような素敵な施設でした。

一般社団法人ノオトは、収益事業を行う株式会社NOTEを通じて、全国で59エリアで地域再生の取組を展開されています。

交流人口増加やインバウンド観光の振興の受け皿としても、モデルとなる素晴らしい取り組みだと感じました。


(関西の経済団体との意見交換会の冒頭にご挨拶される関西経済連合会の松本正義会長です。)


(西村康稔経済財政政策担当大臣のご挨拶の様子です。)


(私からもご挨拶をさせて頂きました。)


(丹波篠山市のNIPPONIA ONAE棟の前での記念撮影です。右から一般社団法人ノオトの伊藤清花代表理事と藤原岳史理事、私、財務省近畿財務局の青木孝徳局長です。)


(篠山城下町ホテルNIPPONIAのフロントでの記念写真です。ここで、地域内の各宿泊棟の手続きを一括して行っているそうです。)


(ONAE棟の部屋の様子です。奥の部屋は板張りでベッドが置かれています。)


(中庭も素敵です。)


(2階にある一室です。落ち着いた雰囲気です。)


(素敵な雰囲気の食堂の様子です。ここに写っているのは1つのテーブルだけですが、実際にはいくつものテーブルが置かれていました。パーティーなどにも使われる場所だそうです。)


(2番目に伺ったNIPPONIA SAWASHIRO棟の前で、和食処「まえ川」の皆様と記念撮影をしました。)


(SAWASHIRO棟のある部屋には、コーヒーポットの形をしたランプが天井から下がっていました。)


(和食処「まえ川」でのランチミーティングの様子です。)


(メインのお料理です。地元産の野菜や肉が食材として使われ、とても美味しかったです。)


(集落丸山の入り口付近での記念撮影です。写真右は、ご同行を頂いたREVICの渡邊 准 専務です。)


(フロントの様子です。薪割り体験できます、との表示もあります。)


(フロント係をされているNPO法人集落丸山の佐古田ちどりさんと記念撮影をしました。)


(フロントの建物の近くには、きれいな花がディスプレイされていました。これも地域住民の皆様が自主的に行っているとのこと。)


(初めに見学した宿泊施設「明かり(佐古田家)」の外観です。)


(中は、襖やガラス戸で仕切られた部屋が続く、とても大きな家でした。)


(次に見学した宿泊施設「ほの穂(斎藤家)」には、五右衛門風呂がありました。)


(「ほの穂(斎藤家)」に隣接した建物は、里山フレンチのお店「ひわの蔵」で、今日は満席とのことでした。)


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  • 宮下 一郎(みやした いちろう)
    昭和33年8月1日生まれ。妻、長女、長男との4人家族。
    趣味は手品(子どもの頃からの趣味でレパートリーは百数十種類に及ぶ)
    写真撮影 (家族写真、特に子どもの写真を多く撮影)
    映画鑑賞(高校時代には映画制作に熱中。黒澤明監督作品のファン)
    座右の銘は 「誠実」「着眼大局 着手小局 (Think globally, Act locally)」

  • 略 歴

    昭和58年東京大学経済学部卒 住友銀行入行
    平成3~8年大臣秘書官(防衛庁、環境庁、厚生省)
    平成15年衆院議員初当選
    平成19年財務大臣政務官
    平成24年自民党経済産業部会長
    平成26年財務副大臣
    平成28年衆議院財務金融委員長
    令和元年内閣府副大臣
    令和2年自民党農林部会長
    令和5年農林水産大臣
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