3月25日は、中小企業調査会中小企業政策検証ワーキングチームの宮崎県視察の2日目で、日南市の油津商店街を視察しました。
午前9時にホテルを出発し、午前10時過ぎに油津商店街に到着。「油津yotten」という交流スペースで、日南市の田中利郎副市長、甲斐健一産業経済部長、日南市マーケティング専門官の田鹿倫基さんから説明を受け、質疑を行いました。
「小売店が並ぶ昔の商店街を復活させるのは無理であり、新たな形の商店街をつくるしかない。」
「商店街にとって、地元人件費割合が多く、顧客が域外にある店が最もメリットが大きい。その典型例がIT企業サテライト」
「職種別の求人数と求職者数のバランスを見ると、ほとんどの職種で求人数の方が多い人手不足の状況だが、事務職だけは、求職者数の方が大幅に多く、就職できなかった人が流出していると考えられる。したがって、その要望に応える仕事を地域で確保することが必要であり、そこでIT企業のサテライトオフィスを誘致した。」
などの明快なご説明を頂きました。
その後、商店街の中を歩き、実際にIT企業のサテライトオフィスや保育園、子育て支援センターなどを見学しました。それぞれ、建物の外観からは想像できないような素敵な場所でした。
さらに、昔の喫茶店をリニューアルした「ABURATSU COFFEE」で、様々な種類の「九州パンケーキ」をみんなでシェアして食べました。
お昼には、「二代目 湯浅豆腐店」で、湯葉と豆腐を中心としたランチをおいしく頂きました。
午後1時からは、インターネットメディア事業を展開されている「ポート株式会社」の日南オフィスを訪問し、東京から駆けつけてくださった丸山侑佑副社長と日南オフィスの東 瑶子拠点長からお話を伺いました。
当社では、インターネット上のコンテンツの制作等をされており、まだまだ雇用を増やしていきたいとのことでした。また、全国各地の10以上の自治体と連携し、様々なイベントやプロジェクトを企画・実施する地方創生事業も展開されています。
特に、丸山副社長が話されていた、「東京では、人材の取り合いが激しく、せっかく採用した社員を教育訓練しても他社に移ってしまうリスクも大きい。それに対し、地方で人材を確保すれば、地元に戻りたい若い人のニーズにこたえることもできる。」との言葉が印象的でした。
また、プラットフォーム・サービスのあり方やデジタル化の推進などについても有意義なお話を伺うことが出来ました。
その後、バスで宮崎空港に向かい、午後6時過ぎに羽田に到着しました。
2日間の視察を通じて、宮崎県各地での新たな取り組みを知ることが出来、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。この経験を今後の政策に活かすために、努力してまいります。
(油津商店街の交流スペース「油津yotten」で、日南市の田中利郎副市長からご挨拶を頂いているところです。)
(日南市マーケティング専門官の田鹿倫基さんから、明快なプレゼンテーションをお聞きしまた。)
(事務職だけは、求職者の方が多いということがよくわかるグラフです。)
(油津yottenの入った建物をバックに記念撮影をしました。)
(空き地だったところに、6つのコンテナを設置し、それぞれがお店となっています。)
(保育園「Oasis Kodomoen」の外観です。)
(保育園の中は、テーマパークにありそうな素敵な空間でした。多くの子どもさんたちにも会うことが出来ました。)
(地元の加工食品などを美しいパッケージデザインで販売する店「in SEASON DESIGN & FOOD」です。)
(年間3万人の利用者がある「日南市子育て支援センター ことこと」は、様々な木のおもちゃで遊べる素敵な場所でした。)
(私たちも童心に帰って、木のボールが入ったプールに腰掛け、記念撮影をしました。)
(「ABURATSU COFFEE」で、様々な種類の「九州パンケーキ」をみんなでシェアして食べました。)
(様々な味のパンケーキを味わうことが出来、大満足でした。)
(お昼に頂いた、「二代目 湯浅豆腐店」の湯葉と豆腐を中心としたランチです。さらに、ご飯とお味噌汁付きでした。)
(昼食後に、「二代目 湯浅豆腐店」の前で、お店の方を囲んで記念撮影をしました。私の右が、宮崎県よろず支援拠点の黒田泰裕コーディネーターで、私たちが持っているのは4月16日に開催予定の「創業女子のための串間よろず女子会」のビラです。)
(「ポート株式会社」の日南オフィスで、丸山侑佑副社長(写真中央)から説明を伺っているところです。)
(日南オフィスの東 瑶子拠点長からもお話を伺うことが出来ました。)
(「ポート株式会社」の日南オフィスの前で、社員の皆様と共に記念撮影をしました。)
(油津は広島カープのキャンプ地でもあり、町を上げて応援をされています。油津駅も、カープ駅になっていました。)