3月21日は、午前10時15分から飯田市で行われた「産業振興と人材育成の拠点「エス・バード」竣工記念式典」に出席しました。
エス・バードは、信州大学南信州・飯田サテライトキャンパス、長野県工業技術センター精密・電子・航空技術部門、工業技術試験研究所、南信州・飯田産業センターなどが連携し、航空機産業をはじめとする飯田下伊那地域の産業の高度化、高付加価値化を実現するための施設です。
建物は、南信州広域連合が長野県から譲渡を受けた旧飯田工業高校公舎を再整備したもので、同行の人材育成・地域貢献の精神を受け継いだ施設と言えます。
竣工記念式典で、私からは、産官学の連携で研究開発力を強化し、人材を育成すること、中小企業の技術開発や販路開拓支援を行うこと、リニア・三遠南信時代に向けた人材交流の拠点となることなど、必要なすべての要素を結集したこのエス・バードが、産業振興と地方創生の拠点となるよう、皆様の一層のご活躍をお祈りして、お祝いのご挨拶を申し上げました。
式典の後には、研究施設や工業技術試験研究所を視察させて頂きました。この施設から、多くの人材と新たな技術が生まれることを期待したいと思います。
(人材育成の拠点「エス・バード」竣工記念式典で南信州広域連合長である飯田市の牧野光朗市長がご挨拶されているところです。)
(私からお祝いのご挨拶を申し上げているところです。)
(配布されたパンフレットの一部です。各建物の配置や機能がわかります。クリックで全ページをご覧いただけます。)
(航空機の補助燃料タンクの実物です。燃料タンクの新たな油量計の開発をされています。右は、ご案内を頂いた南信州・飯田産業センターの萩本範文専務理事です。)
(非接触型のハイブリッドブレーキ開発のための実験装置を見学しました。左は、信州大学工学部教授で航空システム研究センター副部門長の菊池良巳先生です。)
(フライトシミュレーターも体験させて頂きました。ご説明頂いたのは、信州大学工学部教授で航空機システム部門長の柳原正明先生です。)
(旧宇宙開発事業団と旧航空宇宙技術研究所による高速飛行実証で実際に使われた実験機です。無人での離陸、上昇、降下、着陸を行ったそうです。)
(温度・高度・湿度対候性着氷試験槽です。地上と飛行中の様々な条件で機器が正しく動作するかを調べる装置です。私の左は、説明を頂いた工業技術センターの木下久さんです。)
(防爆性試験評価装置です。可燃性ガスの中で機器を動作させ、引火・爆発が起こらないことを検証するための装置です。)
(電波暗室です。機器が発する電磁波などを正確に測定することができます。)