本日(1/21)は、飯田市において西澤病院を訪問し、西澤良斉(にしざわよしなり)院長先生から、お話を伺いました。西澤病院には111床の介護療養病床があり、周辺の病院と連携しながら、運営をされています。
療養病床には医療療養病床と介護療養病床がありますが、2006年に成立した法律により、2011年度末までに介護療養病床を廃止し、老人保健施設やケアハウス、特別養護老人ホームへの移行を図ることとなっています。
しかしながら、介護療養病床を老人保健施設に転換しても、医師の配置が少なくなり、現在のような行き届いたサービスの供給ができなくなるなどの問題があり、なかなか転換が進んでいません。
西澤院長先生からは、「介護療養病床は医療、介護、リハビリなどをトータルに供給できる優れた形態であり、医療療養病床の出来高払い方式に比べ、包括払いのため、コストもより低く抑えられる。是非、存続を図るべきだ。」とのご意見を頂きました。
入院されている皆様は、ほぼ全員の方が介護度5の重度の方であり、老人保健施設や特別養護老人ホームなどでは対応が難しいというお話はよく理解できました。
厚生労働省によれば、2011年の期限を先送りする法案を準備しているとのことですが、単なる先送りでよいのか、もう一度きちんと検討する必要があるのではないかということを強く感じました。
(右が西澤院長先生、左は、理事の東さんです。部屋の中では、胃瘻(いろう)の方のための流動食の準備をされていました。)
夕方には、駒ヶ根市において開催された「長土連会長 中原正純氏叙勲受章を祝う会」に出席しました。
中原会長は、駒ヶ根市議会議員16年、駒ヶ根市長20年を務められた他、現在も県と長野県土地改良事業団体連合会の会長をはじめとする数々の要職を務められています。
私は、「中原会長は、自治功労により旭日中授章の栄に浴されましたが、政権交代により日本農業が危機を迎えている今、日本の食糧安全保障の基盤である農地を守り発展させるために、さらにご活躍を頂きたいとおもいます。」との趣旨でお祝いを述べさせていただきました。
式典の後の祝宴では、市町村長さんや土地改良事業にかかわる多くの皆様と懇談をさせて頂きましたが、多くの方から「今の民主党政権では農業が崩壊してしまう。是非解散に追い込み、政権を取り戻してほしい。」とのご意見を頂きました。
こうした皆様の思いをしっかりと受け止めて、頑張っていく決意です。
(中原会長には、昨年の参議院選挙などでも、大きなお力添えを頂きました。これからもご指導のほど、よろしくお願い申し上げます