皆様、あけましておめでとうございます。お陰さまで、フレッシュな気持ちで新年の朝を迎えることができました。本年も、「心豊かな未来をめざして」頑張ってまいります。何卒よろしくお願い申し上げます。
本日は、まず朝5時30分から実践倫理公正会の元朝式に出席し、「本年を前向きに頑張っていきたい」との思いを込めて、ご挨拶をさせて頂きました。
午前10時からは、私の住む伊那市境区の新年会に出席しました。私は本年境区南11組の組長をお引き受けすることとなり、「責任をもって役割を果たさなければ」という緊張感を感じました。
(新年会の閉会後、新旧役員や来賓の市会議員の先生方とともに記念撮影をしました。)
午後からは、駒ヶ根市の光前寺参道と飯田市の元善光寺前で、自由民主の新年号を配布しながら、初詣の皆様に新年のご挨拶をさせて頂きました。多くの皆様から、「今年こそ、がんばれよ。」「やはり自民党でなければだめだ。」などの激励の言葉を頂きました。
(駒ヶ根市の光前寺近くにて。伊那よりも雪が多く残っていましたが、風が無く、穏やかな元日でした。)
なお、ご参考までに、自由民主の新年号に掲載した私のあいさつ文を転載させていただきます。
「皆様方には、日頃よりご支援ご厚情を賜り、誠にありがとうございます。お陰さまで、長野県第五選挙区支部長の立場で、地域に根差した活動を続けております。
政権への失望が広がった一年
昨年を振り返ってみますと、国民の政権交代に対する期待が失望に変わった一年だったのではないかと感じます。鳩山政権は、事業仕訳でも子供手当などのバラマキ政策の財源を捻出することができず、税収三十七兆円に対して四十四兆円の公債発行を行うなど、財政危機を加速させました。
四月末には宮崎県で口蹄疫が発生、初動の遅れなどで、被害が拡大。また、普天間問題における迷走は、米国との信頼関係を壊し、沖縄県民の期待を裏切り、五月末には社民党が連立を離脱。さらに小沢問題や北教組の違法献金事件など、政治と金の問題が噴出して六月には鳩山首相と小沢幹事長が辞任しました。
菅内閣の下で行われた七月の参議院選挙では、自民党が比較第一党を占め、連立与党は過半数割れとなりました。長野県選挙区でも、若林健太候補が見事トップ当選を果たしました。
八月には、長野県知事選挙が行われ、村井知事の後継として出馬した腰原愛生氏は惜しくも敗れ、阿部守一知事が誕生することとなりました。
九月には民主党代表選挙期間を狙うように尖閣諸島において中国漁船衝突事件が発生。中国の圧力に屈する形で船長を釈放し、しかも責任を検察に押し付けたことなどが国民の批判をまねくこととなりました。また、十月の所信表明演説では環太平洋パートナーシップ協定交渉(TPP)への参加検討を表明、農業者の皆様を中心に、反発と不安が広がっています。十一月にはロシア大統領が日本の警告を無視して国後島を訪問、領土問題での対日圧力を強め、さらに北朝鮮による砲撃事件が発生するなど、我が国周辺での緊張が高まる中、民主党政権の外交・安全保障政策では我が国が守れないという危機感が広がっています。
十二月には小沢氏の政治倫理審査会への招致をめぐり民主党内で意見が対立、党分裂の様相を呈し、菅内閣への支持率は下降を続けました。
活動を通じて地域の課題と可能性を実感
私は、昨年も、地元の皆様をお訪ねしたり、ミニ集会を開催するなど、積極的に皆様の声を伺うとともに、街頭演説やブログなどを通じた情報発信を続けてまいりました。
こうした活動を通じ、国政の問題点が地域に及んでいることを実感しました。例えば、有害鳥獣対策や水路改修、選果場整備予算等の縮減により地域農業の維持・発展が阻害され、路線バス支援予算の削減により生活基盤が脅かされ、諸外国との連携不足により過度に進んだ円高が企業の経営を直撃しました。
また、多くの皆様からは「日本の領土はきちんと守られるのか」「こんなバラマキを続けていたら、景気回復しないまま財政破綻するのではないか。」「現政権は地域の声を聞こうという姿勢がない。」などの声が多く聞かれました。
一方、若手農業者の皆様の取り組みを見せていただいたり、中小企業経営者の皆様の前向きな姿勢を学んだり、さらには地域の祭りや文化祭などのイベントで地域活性化に汗を流す皆様の姿に接し、その活力と前向きな姿勢に感銘を受けるとともに、伊那谷発展の可能性を改めて感じました。
心豊かな未来をめざして
また、多くの皆様から、「与党の批判だけでなく、どのような国にするのかを明らかにしてほしい。」というご意見を頂いています。まさに今こそ、新たな国づくりのビジョンを掲げ、心豊かな未来をめざして国民全員で危機を乗り越える努力をするべき時であると考えます。
私は、第一に年金・医療・介護・子育て支援などの社会保障と財政再建のバランスをとり、資源・エネルギー、食糧や水などを安定的に次世代に受け継いでいくことのできる持続可能な社会、第二に、バラマキによる結果平等ではなく、努力が報われる活力のある機会平等社会、第三に、道義と倫理に根差した社会、第四に都市と地方が共生対流する社会、第五に世界の平和や発展に貢献する国を目指して、努力していく覚悟です。
本年は、四月の統一地方選挙の他、改選期を迎える市町村長並びに議会議員の選挙が行われます。また、国政の状況も予断を許しません。私自身も、常在戦場の心構えで、しっかりと活動をしてまいります。
そして、初心を忘れることなく、三遠南信自動車道等の早期開通をはじめとしたインフラ整備、農林業・製造業・観光業など産業の活性化を通じた地域振興を図るとともに、リニアの推進や新成長分野の育成など日本のあるべき成長戦略を提示し、地域に根差した活動を通じて「伊那谷を二十一世紀の理想郷に」するため、さらにがんばってまいる決意です。」