7月10日は、午前8時から「観光立国調査会」に出席しました。
本日は、ゲンティン・シンガポールPLCのタン・ヒーテック社長と笠崎七生上席副社長を講師にお迎えし、「IR(統合型リゾート)を巡る現状と課題」について講演を頂き、質疑応答を行いました。
ヒーテック社長と、笠崎副社長は、私が昨年7月末に衆議院経済産業委員会のメンバーの一員としてシンガポールのセントーサ島のIRを訪問した際にもお会いし、お話を伺った方です。
ヒーテック社長からは、「日本でIRをつくる意義は、インバウンド観光の目的地の一つをつくり、雇用や新たな需要を生み出すことにある。シンガポールの観光収入の対GDP比は6.4%あるが、日本では、0.03%にすぎない。」とのお話がありました。
また、IR建設に伴ってギャンブル依存症対策審議会がつくられ、72000人の人が入場制限の措置を、2000人が治療を受けているとのお話もありました。
IRにおいては、目的の明確化や体制整備などが重要であることが理解できました。
午前9時からは、「農林水産戦略調査会・農業基本政策検討PT・農林部会 合同会議」に出席しました。
本日は、7月4日に3つの県において実施された「自民党農業戦略現地視察概要」についての報告がありました。
秋田県の視察には、二階総務会長、西川農林水産戦略調査会長、吉野林政小委員長他4名の議員が参加され、由利本荘市と大仙市で飼料用米の取組や園芸メガ団地を視察されました。
福井県の視察には、稲田政調会長、宮越農業基本政策検討PT座長、野村農林水産戦略調査会事務局長ほか2名の議員が参加され、越前市と若狭町で飼料用米や農地中間管理機構の取組を視察されました。
鳥取県の視察には、谷垣幹事長、森山農林水産戦略調査会幹事長、山田農林部会部会長代理他3名の議員が参加され、境港市、大山町、米子市で飼料用米、白ネギやダイコンの農地整備の取組を視察されました。
党の幹部を先頭に各地の先進的な農業を視察した今回の取組は、新聞各紙にも取り上げられました。我が党の農業振興に向けた姿勢を各地の皆様に理解頂くためにも、大変有意義な視察であったことを感じました。
午前10時15分からは、「火山対策特別委員会」に出席しました。
本日は、始めに、気象庁、内閣府、厚生労働省から箱根山や口永良部島などの警戒レベル3以上の活火山に関し、現状ならびに政府の対応状況について説明を受けました。
引き続き、箱根町の吉田企画観光部長や箱根温泉ホテル協同組合の杉山理事長から、箱根山の入山規制を受けた現状などについてのお話をお聞きしました。
改めて火山噴火についての観測体制の整備や研究の充実、風評被害抑止のための適切な情報発信などの重要性を感じました。
午前11時からは、「情報通信戦略調査会」に出席しました。
本日は、国立研究開発法人情報通信研究機構ネットワークセキュリティ研究所の井上大介研究室長から、標的型攻撃対策技術の研究開発の現状についてお話を伺いました。
引き続き、ヤフー株式会社CISO Boardの楠正憲さんから、「標的型サイバー攻撃の最近の動向と対策に向けた課題について」と題したお話を伺いました。
近年、標的型攻撃が増大していること、リアルタイムで異常通信を感知し、通信を遮断するセキュリティシステムの構築が重要であることが良くわかりました。こうした知見をマイナンバー制度にも生かしていかなければなりません。
(観光立国調査会での山本幸三会長からのご挨拶です。その左がヒーテック社長と笠崎副社長です。)
(農林水産戦略調査会・農業基本政策検討PT・農林部会 合同会議での二階俊博総務会長からのご挨拶です。)
(火山対策特別委員会での塩谷立委員長からのご挨拶です。)
(情報通信戦略調査会での川崎二郎調査会長からのご挨拶です。その左がヤフー株式会社の楠さんです。)