5月3日は、素晴らしい天候に恵まれ、暑いぐらいの一日でした。
午前10時からは、「駒ヶ根高原 高尾ごりやく市」の開会式に出席しました。
私からは、佐々木祥二実行委員長をはじめとする皆様の活動に敬意を表するとともに、このイベントが地方創生の原動力となることを期待して、お祝いのご挨拶を申し上げました。
開会式に引き続き、市場割大神楽保存会の皆様による獅子舞の披露がありました。
正午からは、大鹿村の大磧神社で開催された「大鹿歌舞伎春の定期公演」を鑑賞しました。会場いっぱいにお客様が駆け付け、名場面では大量のおひねりが飛ぶなど、本当に盛大な定期公演でした。
一つ目の演目「神霊矢口渡 頓兵衛住家の段」は、頓兵衛の娘「お舟」の可憐な姿が印象的でした。途中、回り舞台による場面転換もあり、ドラマチックなストーリーがさらに盛り上がりました。
二つ目の演目「一谷嫩軍記 熊谷陣屋の段」では、熊谷治郎直実が、敦盛を救うために我が子を身代わりに殺して首実験に差し出し、妻の相模が我が子の首を抱いて悲しむ姿が涙を誘いました。
その後、小渋ダムで新緑に彩られたダム湖の風景を見ました。さらに、中川村の陣馬形山に登り、伊那谷全体を展望できるパノラマを堪能しました。
伊那谷の伝統文化や自然の美しさを実感した一日でした。
(駒ヶ根高原 高尾ごりやく市でお祝いのご挨拶を述べているところです。)
(伝統の獅子舞は、獅子の勇壮な舞やひょっとこのコミカルな動きが印象的でした。)
(大鹿村への移動中に撮影した風景です。雪を頂いた中央アルプスと新緑のコントラストがきれいでした。)
(大鹿村では、先日の桜祭りでもお会いした大鹿さくらの女王のお二人にお会いすることが出来ました。)
(大磧神社の境内は、各地からお見えになったお客様で満員でした。)
(開演前に、「歌舞伎弁当」と「まめおこわ」を頂きました。地元の食材を生かしたとてもおいしいお弁当でした。)
(一つ目の演目「神霊矢口渡 頓兵衛住家の段」では、下男の六蔵(左)のコミカルな演技や、お舟のかわいらしい姿が印象に残りました。)
(回り舞台が使われるのは、数年ぶりとのこと。舞台は一気に川沿いの太鼓櫓の場面に転換しました。)
(お舟が命がけで、愛する義峯を逃がすために、村の囲みを解く合図の太鼓を叩き、その後に息絶えるというクライマックスの場面です。)
(二つ目の演目「一谷嫩軍記 熊谷陣屋の段」で、熊谷治郎直実が、敦盛を救うために身代わりに殺したわが子の首を首実験に差し出す場面です。)
(出演者全員が舞台にそろい、会場の皆さんとともに三本締めを行った「千秋楽」の様子です。)
(最後に、いつもご支援を頂いている大鹿村の皆様と記念撮影をしました。)
(小渋ダムでは、ダムの迫力と、新緑の美しさを感じました。)
(陣馬形山の展望台からは、伊那谷が一望でき、感激しました。)
(陣馬形山からの展望です。水を引いた水田が光って見えたのが印象的でした。)