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宮下 一郎

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中小企業政策調査会、衆議院経済産業委員会に出席、売木村の皆様と懇談、中小企業政策調査会幹部会、経済産業部会、清和研政策委員会、道路調査会に出席

2014年4月23日

4月23日は、午前8時から「中小企業・小規模事業者政策調査会」に出席しました。

本日は、日本銀行の木下信行理事と経済産業省地域経済産業グループの岩本晃一産業政策分析官から、「ドイツにおける中小企業政策について」お話を伺いました。

ドイツにおいては、「隠れたチャンピオン」と言われる、「製品の世界シェアが3位以内か大陸シェアが1位の中小企業」が1307社あり、2位アメリカの366社、3位日本の220社を大きく上回っています。

専門人材の確保では、企業内の職業訓練と職業学校での理論教育を組み合わせた教育システムをとっています。

中小企業の不得手な新製品開発は、研究所・大学が支援し、それを職人の技能によるものづくりで製品化、さらに不得手な海外販路開拓については、海外見本市出展に対する支援を行うことにより、中小企業が輸出産業として国を支える形を実現しています。

なかでも、欧州最大の応用研究・結果主義の研究機関であるフラウンホーファー研究所の活動が大きな成果を上げています。この研究所は、研究開発機能をもたない中小企業のためにイノベーション・ノウハウを提供し、産業界のために働くことを使命としており、国内研究所数66か所、職員22000人を擁しています。

また、日本では企業が大きく育つと大都市に移転しますが、ドイツでは移動せず、何世代にもわたって地域の企業に勤め、会社と家族が運命共同体となっているとのことでした。

ドイツでは、各地方都市に特色を持たせた地方振興策を実施し、住民が故郷を誇りに思う地方都市が出来上がっているとの話もお聞きしました。

様々な点で、日本が学ぶべき点が多いことを痛感した勉強会でした。


午前8時50分からは「衆議院 経済産業委員会」の理事会、午前9時からは委員会に出席しました。

本日は、委員会の冒頭に「特許法等の一部を改正する法律案」と附帯決議の採決が行われ、いずれも全会一致で可決されました。

引き続き、野党各党の委員による質疑が行われ、最後に、茂木経済産業大臣から、「電気事業法等の一部を改正する法律案」の提案理由説明を聴取しました。


途中、地元から売木村の清水秀樹村長、観光課の代田浩雄さん、地域おこし協力隊の能見奈津子さんがお見えになり、懇談をさせて頂きました。売木村では、地域おこしのために様々な取り組みをされており、今回の上京もイベントの打合せを兼ねたものとのことでした。私も、売木村の応援団として、しっかり支援していきたいと思います。


午後2時からは、「中小企業・小規模事業者政策調査会 幹部会」に出席しました。成長戦略の改定内容や、税制改正に関する動向等について説明を受け、意見交換を行いました。


午後3時からは、「経済産業部会・税制勉強会」に出席しました。特に法人実効税率引き下げについて、様々な論点について勉強をしました。


午後4時からは、「清和研 政策委員会」に出席しました。

本日は、明治大学法科大学院の奥脇直也先生を講師にお迎えし、「集団的自衛権の概念と日本国憲法および国際法の課題」と題した講演を頂きました。

戦争や自衛権についての歴史的な経緯などについて体系的に整理して学ぶことができました。


午後5時からは、「ITS推進・道路調査会 無電柱化小委員会」に出席しました。

本日は、金沢市の山野之義市長から「無電柱化の現状等について」お話をお聞きしました。

金沢市では、1968年に、景観関連条例としては全国初となる「金沢市伝統環境保存条例」を制定され、以降、伝統環境の保存に努力されてこられました。

現在、金沢市では、従来の完全地中化の方式に加えて、軒下に配線を通したり、脇道や建物の裏から配線したり、浅いところに埋設したり、様々な工夫をしながら無電柱化を推進されています。

昭和61年から平成20年までに33.4キロメートルにわたり無電柱化を進め、現在さらに13.3キロメートルを延長する計画をすすめておられます。

無電柱化が終わった地区の写真は、どれもとてもすっきりしており、伝統的な建物の美しさが際立っています。こうした取り組みが全国で広まるよう、支援の在り方を検討していくことが必要であることを感じました。


(「中小企業・小規模事業者政策調査会」での伊藤達也調査会長からのご挨拶です。)


(本日の経済産業委員会の議事日程です。)


(右から売木村の清水村長、私、地域おこし協力隊の能見さん、観光課の代田さんです。)


(「中小企業・小規模事業者政策調査会 幹部会」での意見交換の様子です。)


(「経済産業部会・税制勉強会」で、経済産業省から説明を受けているところです。)


(「清和研 政策委員会」で講演される明治大学法科大学院の奥脇直也先生(左から2人目)です。)


(「ITS推進・道路調査会 無電柱化小委員会」で講演された金沢市の山野市長のご挨拶です。)


(金沢市の資料より。金沢駅から市街地を望む風景とのこと。とてもすっきりしていますね。)


(同じく金沢市の資料より。電柱が無いと、伝統的な街並みもより美しく感じられます。)


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  • 宮下 一郎(みやした いちろう)
    昭和33年8月1日生まれ。妻、長女、長男との4人家族。
    趣味は手品(子どもの頃からの趣味でレパートリーは百数十種類に及ぶ)
    写真撮影 (家族写真、特に子どもの写真を多く撮影)
    映画鑑賞(高校時代には映画制作に熱中。黒澤明監督作品のファン)
    座右の銘は 「誠実」「着眼大局 着手小局 (Think globally, Act locally)」

  • 略 歴

    昭和58年東京大学経済学部卒 住友銀行入行
    平成3~8年大臣秘書官(防衛庁、環境庁、厚生省)
    平成15年衆院議員初当選
    平成19年財務大臣政務官
    平成24年自民党経済産業部会長
    平成26年財務副大臣
    平成28年衆議院財務金融委員長
    令和元年内閣府副大臣
    令和2年自民党農林部会長
    令和5年農林水産大臣
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