本日(6/23)は、昼に「恩給欠格者に関する懇談会」が東京都内で開催され、私は恩欠議員連盟事務局長の立場で出席してまいりました。
恩給欠格者とは、国のため、家族を残し、命を賭けて戦務に従事し、大変な労苦を体験しながら、旧軍人軍属としての在職期間が定められた年限に達しない等の理由により、恩給や年金を受けられない方々をいいます。
恩給欠格者の皆さんは、「社団法人 元軍人軍属短期在職者協力協会(略称 軍短協)」という法人を組織し、長年にわたって国家による対応を求める活動を続けてきました。
一方、自由民主党では恩欠議員連盟をつくり、問題解決のために努力してきたのです。(会長は長年、私の父である宮下創平が務めました。)
平成18年12月には、私も法案の提出者の一人となって提出した「独立行政法人平和祈念事業特別基金等に関する法律の廃止等に関する法律」を成立させ、これまで恩欠者、シベリア抑留者、引揚者に対する感謝状や記念品贈呈事業を行ってきた「基金」の廃止が決まりました。同時に、この基金の約半分200億円を活用して、上記の皆さん方に、最後の慰藉事業を行うこととなったのです。
(ちなみに、先般民主党が成立させたシベリア抑留者特別法は、この基金の残りをシベリア抑留者の方々に給付することを骨子としています。)
本日は、恩欠議連からは現在の会長である宮路和明先生と事務局長の私が出席しました。
軍短協からは、会長の椎原芳郎さん(愛知県連会長)を始めとする7名の理事の方々が出席されました。
明日、軍短協の総会において、法人の解散が決定される予定ですが、明日は参議院選挙の公示日に当たるため、今日の懇談会の開催となったのです。
椎原会長は、恩給欠格者であると同時にシベリア抑留者でもあります。現在88歳でいらっしゃいますが、これまで20年間にわたり、年間8回程度全国各地で開催される平和講演会に出席するなど、活躍されてこれらました。
明日は、恩給欠格者の皆様の運動については一つの区切りとなりますが、これからも、先の大戦で辛酸をなめた皆様の思いを忘れず、世界平和を目指していくことが大切であることを再認識した会でした。
(中央が宮路和明議連会長、その右が軍短協の椎原会長です。皆さん、本当にお元気でした。)
その後、地元に戻り、夜には「宮下一郎を育てる会」主催による「激励会」を開催して頂きました。
この「育てる会」は、伊那食品工業の塚越寛会長が中心となって、元気な企業経営者の皆様に呼びかけて頂き発足した会で、年に二回ほどの会合では、出席者の皆様から活発なご意見やご提言をお聞きしています。
今日は、明日の参議院選挙を控え、私の思いをより多くの皆様にお伝えをしたいと思い、普段は出席されていない社員の皆様方にも呼び掛けて開催していただきました。お仕事の後で、20代の若い皆さんも多く出席して下さり、本当にうれしく思いました。
立候補予定者の若林健太さんと小坂憲次先生もかけつけて頂き、熱い思いを語って頂きました。
私も、伊那谷の未来を拓くためにも、政治がしっかりとしたビジョンを示すことが大切であること、皆さんの声を政治に生かすためにも、今回の参議院選挙が大切であることを訴えさせて頂きました。
会場からは、より具体的な公約を掲げるべきではないか、など建設的なご提言も頂きました。
いよいよ明日からは参議院選挙のスタートです。皆様の応援を胸に、頑張ってまいります。
(会の冒頭に私から若林健太さんを紹介し、健太さんからご挨拶を頂きました。)
(小坂憲次先生からも、長野県に軸足を置き、日本の発展をめざすという力強いご挨拶を頂きました。)