本日(11/7)は、伊那市内で開催された「伊那異業種交流研究会 第1グループ11月例会」に出席しました。
本日は、グループのメンバーでもある東京海上日動火災保険株式会社伊那市社長の平澤宏基さんから、「海外における製造物責任(PL)について」のお話をお聞きしました。
「アメリカのPL訴訟は、弁護士の多さ、成功報酬制度の存在などにより増加しており、敗訴や和解の場合の負担も上昇している。」
「中国では、偽造ビールの爆発による傷害事故に対し、ビールメーカーが偽造者の存在を証明できなかったために責任を負うという事例も発生している。」
「日本国内でしか自社製品を販売していない場合でも、製品が完成品に組み込まれて輸出され、海外で事故が起こると製造物責任を問われることもある。」
「海外で損害賠償請求を受ける事態に対しては、海外PL保険で備える必要がある。」
「海外PL保険の保険料は、アメリカを含む場合には、アメリカを除く場合に比べ、保険金額が数倍になる。それだけ、アメリカにおける訴訟のリスクは高い。」
など、大変興味深いお話でした。国際化への対応として、こうしたリスクに備える必要性が増していることを感じました。
(会の最後に、出席者全員で記念撮影しました。前列右端が、本日の講師の平澤宏基さんです。素晴らしいご講演をありがとうございました。)