本日(8/6)は、午後5時過ぎから開催された伊那食品工業株式会社の全社員集会に出席しました。
始めに、塚越寛会長から、最近のトヨタ首脳との交流など、伊那食品の経営理念が経済界に高く評価されている現状等についてお話がありました。
(塚越会長からは、後援会筆頭副会長として私を支援していることについてもご紹介を頂きました。)
私からは、伊那食品工業は、持続可能な経営、倫理や道義に根差した経営という点で、これからの企業の見本であること、交流人口を増やし、伊那谷で活動する企業や教育機関を増やし、地域から日本を元気にしたいと考えていることなど、私の考え方をお話しました。
(皆さん、熱心に聞いて頂き、本当にありがとうございました。いつも応援頂いていることに対して、心から感謝申し上げます。)
今日の集会のメインは、元ザ・リッツカールトン・ホテル・カンパニー日本支社長として活躍され、現在、人とホスピタリティ研究所代表をされている高野登さんの講演でした。
テーマは、「伊那食品工業の目指すべき おもてなしの心」です。
「日本が元気になるためには、世界の役に立つこと、世界をわくわくさせること。」
「外国で、その国の人たちにとって何が大事なのかを皮膚感覚でとらえるのがグローバルということ。」
「サービスは、顧客との約束であり、堂々とお金を頂けるもの。ホスピタリティはおもてなしの心であり、この2つを混同してはいけない。」
「一歩相手に近付いて考えることがホスピタリティー」
「人材教育には、夢とビジョンを語る『オリエンテーション』と、スキルを磨く『研修』、人としての器を広げる『教育』がある。オリエンテーションは経営者にしかできない。」
「おもてなしの三原則は、1.ふるまい 2.しつらえ 3.よそおい」
「あの人に会いたい、あの人にサービスをしてほしい、と言われることを目標にする社員が集まる企業は大きな成果を生む。」
「自分ができることは何かを考えることが大切。そしてもう一歩相手に近付くことにより、相手の要望がわかる。」
「『お客様のために』は上から目線。『お客様の立場にたって』があるべき姿。」
「お客様が買っているのは、素材でも製品でも商品でもなく、『夢と物語』である。」
など、約1時間半にわたり、楽しく、そして示唆に富むお話をお聞きすることができ、自分自身を見つめ直す機会にもなりました。素晴らしいご講演を頂き、本当にありがとうございました。
(高野さんのお話は、具体的なエピソードを交えながら、楽しく、また考えさせられる素晴らしいものでした。)