本日(5/12)は、伊那市駅前広場で開催された伊那市開業100年記念セレモニーに出席しました。
伊那市駅は、明治45年(1912年)5月14日に開業し、同時に小黒水力発電所もスタートしました。電気での暮らしが始まって100年の節目でもあります。
「伊那市の暮らし100年地域活性化推進委員会」の池上直樹会長と伊那市の酒井茂副市長、向山公人伊那商工会議所会頭、伊那市駅の岩田一高駅長からのご挨拶に引き続き、くす玉割りが行われました。
また、思い出川柳の表彰式が行われ、最優秀賞の伊藤静子さんはじめ3名の方が受章されました。伊藤さんの作品は、
「立ちそば」の香りも乗せて 伊那市駅
です。素敵な作品ですね。
式典の後、伊那中学校吹奏楽部の皆さんによる素晴らしい演奏が披露されました。ぴったりと息の合ったリズムあふれる演奏で、本当に感動しました。
この式典に出席して、これからリニア開通に向けて、飯田線の活用、伊那市駅周辺の活性化などに、前向きに取り組んでいくことが大切だと感じました。
(関係者の皆様が全員そろってくす玉開披が行われました。)
(演奏直前の伊那中学校吹奏楽部の皆さんです。皆さん、楽しく素晴らしい演奏をありがとうございました。)
(思い出川柳で最優秀賞を受章された伊藤静子さんです。誠におめでとうございました。)
(地域活性化委員会の池上直樹会長と。池上会長には、伊那JC有志の皆様による後援会’21峰明会の会長もお務め頂いています。)
式典の後、5月4日に引き続き、小沢花の会の芝桜祭りを訪問しました。
先日はピークにはもう少しという花の開き具合でしたが、今日はまさに満開。天気にも恵まれ、多くの皆様が訪れていました。
また、先日は御留守だった花の会の池田清和会長さん、副会長さんともお会いでき、これまで18年にわたって取り組んできた活動について、様々なお話を伺うことができました。
特に、辰野町や駒ヶ根市、木曽や諏訪など、各地で花を植えるボランティア活動をされてきたことなど、大活躍されてきたことを伺い、本当に感動しました。
小沢花の会の皆様のように、「地域を元気にするために頑張ろう」という気持ち持ち、具体的に行動する皆様が増えてくださることが、これからの日本にとって最も大切だと感じたひとときでした。
(花も満開、山も美しく見え、最高の芝桜まつりでした。)
(会長さん、副会長さんには、楽しいお話をお聞かせ頂き、本当にありがとうございました。皆様の益々のご活躍を期待します。)
夜には、伊那文化会館小ホールで開催された「社会保険労務士法人 田畑事務所 開業40周年記念 特別講演会」に出席しました。
第一部は第二次世界大戦中にリトアニア駐在の外交官として、数千人のユダヤ人に手描きのビザを発給してその命をすくった杉原千畝の姿を描いた、俳優 水澤心吾さんによる一人芝居でした。
外務省本省の命令に背き、多くの人命を救った杉原氏の「決断」の重みを感じた感動的な舞台でした。
第二部は、株式会社東海メディカルプロダクツ代表取締役の筒井宣政氏による「中小企業の医療分野への挑戦」と題した講演会でした。
お父様から経営を引き継いだ会社が抱えた借金を返すために、アフリカの女性が髪の毛を結ぶ際に使う細い紐を開発し、単身でナイジェリアに行って苦労の末に商談をまとめ、70年以上かかる予想だった借金の返済を7年で終えたお話は特に印象的でした。
その後、心臓の病気を抱える娘さんを救うために人工心臓の開発に取り組むが、1000億円にものぼる開発費用の調達ができないために開発を断念、心筋梗塞の患者さんの救命措置などに使用するバルーンカテーテルの開発に方針転換して成功、現在では、この分野での国内シェアトップとなっているそうです。
現在は、医療機器メーカーの協議会などを通じ、業界の発展にも貢献されています。
日本の抱える大きな問題の一つが、医療費増大を主因とする財政危機です。また、産業空洞化に歯止めをかけるためにも、医療機器の国産化が求められています。筒井さんの益々のご活躍を期待したいと思います。
また、様々な困難に直面した時に、前向きに、そして成功するまで諦めずに取り組む筒井さんの姿勢に感銘を受けました。「私も頑張っていこう」という勇気を頂いた講演会でした。