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長野市穂保地区で農地被害、企業被害を視察、長野県経済団体との意見交換会、自民党長野県連との意見交換会、JA長野県中央会役員との意見交換会、沐参会新年会に出席

2020年1月16日 木曜日

1月16日は、内閣府副大臣の立場で、長野市に出張しました。

午前8時過ぎに東京駅を出発し、長野駅に9時40分に到着、はじめに昨年の台風19号で千曲川の堤防が決壊した穂保地区に向かいました。

被災から3ヶ月経ち、多くのボランティアの皆様、行政や自衛隊の皆様のご努力により、道路や園地、住宅周辺の泥はかなり撤去されていましたが、多くの住宅は1階部分の壁が崩れて柱が剥き出しになっているなど、浸水被害の激しさを物語っていました。

堤防決壊箇所には、新たな堤防が築かれつつありますが、千曲川流域全体の治水計画の見直しが必要であることを改めて感じました。


午前10時半過ぎには、ながの営農センターの宮本健一センター長、長沼林檎生産組合ぽんど童の徳永慎吾組合長、塚田農園の塚田史郎キャップから、お話を伺いました。

河川敷の農地における利用権設定のあり方や、被災農家の離農問題などの課題についてのお話を伺いました。対応策について、検討していくことをお約束しました。


午前10時50分には、台風19号で工場が浸水被害を受けたNiKKi Fron 株式会社を訪問しました。ここには、地元の若林健太先生もご同行を頂きました。

始めに、春日孝之社長に各工場をご案内いただきながら、生産設備の被災状況や修理を含めた復旧の現状などについてお話を伺いました。

当社では、地域の企業の皆さんがグループ補助金を申請する際の取りまとめの事務局としての業務にも取り組んでくださっています。

リースによる生産設備が被災した場合のグループ補助金申請の課題についてのご指摘も頂きました。


正午からは、東京から到着された西村康稔経済再生担当大臣、自民党長野県連の後藤茂之会長とともに、長野県庁で開催された経済団体の皆様との意見交換会に出席しました。

始めに西村康稔大臣と長野県経営者協会の山浦愛幸会長のご挨拶があり、引き続き私からもご挨拶を申し上げました。

次に、ご出席下さった長野県経営者協会の山浦愛幸会長、長野県中小企業団体中央会の高木正雄副会長、長野商工会議所の水野雅義副会頭、長野県商工会連合会の柏木昭憲会長、長野県の太田寛副知事、長野県観光機構の中村実彦理事からそれぞれお話を伺い、これを踏まえて意見交換が行われました。

皆様からは、生産性向上と賃金上昇を実現するための環境整備や、社会保障制度改革や働き方改革における中小企業の経営への配慮、人手不足や事業承継の課題などについて、具体的なご要望やご意見を伺うことが出来ました。


意見交換会の終了後に、12月に開設された長野県産業復興支援センターを視察しました。

このセンターでは、グループ補助金等申請受付窓口の業務を行なっており、連日、来所される企業の皆様や電話による相談に対応されています。


午後1時半からは、自民党長野県連所属の県議団の皆様との意見交換会に出席しました。

西村大臣、後藤県連会長、私からのご挨拶の後に、県議の先生方と若林先生からご意見やご要望を頂きました。

河川と農業用利水施設の一体的復旧、1階の店舗が浸水被害を受けた場合の支援、千曲川の水系の一貫した整備、グループ補助金の運用改善の必要性、中小企業の働きかた改革の課題、千曲川流域町村や長野県に対する財政支援の必要性、観光産業の風評被害の現状、被害認定の基準の明確化の必要性など、多岐にわたる貴重なご指摘を頂き、西村大臣から、それぞれの課題にしっかり取り組んでいく旨のお話がありました。


その後、西村康稔大臣は東信地域の視察に向かわれました。

私は、午後2時半過ぎにJAビルを訪問し、JA長野中央会・各連合会の皆様と懇談をさせて頂きました。

お会いしたのは、JA長野中央会・各連合会の雨宮勇会長、JA長野中央会の武重正史専務理事と清水勝彦常務理事、JA長野信連の武村勉代表理事理事長、JA長野厚生連の牧島保昌代表理事専務理事、JA共済連長野の青木信彦本部長です。

皆様から、「持続可能な長野県農業・農村づくりに向けた要請」として、「次期基本計画策定に向けた対策」「国際貿易交渉対策」「労働力確保対策」「CSF・ASF対策」「令和元年台風19号被害対策」の5点について、ご要望を頂き、私から現場での取り組みを中心にお話をしました。

これからの長野県農業発展に向けて、充実した意見交換が出来ました。


その後、長野駅から松本市に電車で移動し、午後6時からは、選挙区外の中信地区を中心とした企業の皆様の集まりである「沐参会」の新年会に出席しました。

始めに、沐参会の宮澤弘光会長からご挨拶を頂き、この中で私に対する激励も頂きました。

私から、本日の視察を含めた活動報告や、今後の長野県発展に向けた取り組みなどについてお話を申し上げました。

懇親の時間には、それぞれの皆様から現在の取り組みや課題などについての貴重なお話を伺うことが出来、とても楽しいひと時を過ごすことが出来ました。


(長野市穂保地区の堤防決壊箇所に立ち、改めて広範囲にわたる浸水被害の大きさを実感しました。)


(堤防決壊箇所周辺の住宅には浸水被害の爪痕が残り、農地にも泥が残っていました。)


(農業関係者の皆様から直接お話を伺いました。)


(右から、ながの営農センターの宮本健一センター長、長沼林檎生産組合ぽんど童の徳永慎吾組合長、私、塚田農園の塚田史郎キャップです。)


(視察させていただいたNiKKi Fron 株式会社では、春日孝之社長(左)からお話を伺いました。台風19号の際には、私の手の位置まで浸水したそうです。右は、ご同行を頂いた若林健太先生です。)


(生産に使われる多くの切削機械が、修理作業中の状態でした。)


(私からご挨拶を申し上げているところです。役員の皆様からは、グループ補助金申請の課題などについてのお話を伺いました。)


(社内に掲示してあった浸水当時の写真です。)


(NiKKi Fron 株式会社の皆様との記念写真です。)


(長野県の経済団体の皆様との意見交換会での西村康稔大臣のご挨拶の様子です。)


(長野県経営者協会の山浦愛幸会長がご挨拶されているところです。)


(私からもご挨拶を申し上げました。)


(意見交換会終了後に撮影した記念写真です。)


(長野県産業復興支援センターを視察しているところです。)


(自民党長野県議団の皆様との意見交換会での西村大臣のご挨拶の様子です。)


(私からご挨拶を申し上げているところです。)


(JA長野中央会・各連合会の皆様に私からご挨拶を申し上げているところです。)


(意見交換会終了後に撮影した記念写真です。)


(沐参会新年会での宮澤弘光会長のご挨拶です。)


(私から、近況報告を兼ねたご挨拶を申し上げているところです。)


(私が上京する前に、全員で記念撮影をさせて頂きました。)