８月２日は、ＩＴ特命委員会の沖縄視察の２日目。

午前８時半過ぎから、那覇市の富士ソフト株式会社を訪問しました。

本日は、創業者である野澤宏会長から会社の業務内容などについてご説明を頂くとともに、沖縄開発センターの主力事業であるウェブサイトのセキュリティチェックの様子や、携帯電話の検証作業などを見学させていただきました。

また、セキュリティ人材の育成にも力を入れている、とのお話を伺いました。我が国の行政機関や企業のセキュリティレベル向上に向けて、会社の一層の発展を期待したいと思います。


午前１１時半には、沖縄市の「ＩＴワークプラザ」を訪問し、国内最大級のスタジオでの最先端のモーションキャプチャー技術を見せて頂きました。

本日は、ＧＣＧＣスタジオ株式会社の山添武 モーションキャプチャー部 部長より、ご自身がキャプチャー用のスーツをつけて、ご説明を頂きました。

このスタジオでは、３２台のカメラによりデータをとり、最大２０名の動きをリアルタイムでキャプチャーできるとのことでした。

沖縄市に建設する計画のアリーナでも、この技術を応用して、例えばバスケットボール選手のユニフォームに反射材を取り入れて試合の様子をリアルタイムで取り込み、それをもとにスマートフォンやＶＲゴーグルで、任意の場所から試合を観戦する、といったアイデアがあるそうです。是非、実現して欲しいと感じました。


正午過ぎには、商店街のビルを改装して今年オープンした「アーケードリゾートオキナワ」を訪問しました。

始めに、この施設の運営をしている「まちづくりＮＰＯコザまち社中」の照屋幹夫理事長から、事業の概要についてのお話を伺い、そのご施設内を見学しました。

１階にはくつろげるカフェがあり、２階と３階は素泊まりできるゲストハウスになっています。屋上ではジェットバスやシャワーも利用できるとのこと。

見学の後に、１階のカフェで頂いた「ヴィーガンデリプレート」は、見た目も美しく、野菜を中心としたとても美味しいプレートでした。


午後１時半からは、昨日も訪問した「スタートアップカフェコザ」に行きました。到着時に、「ハッピーバースデー」の音楽が流れ、なんと、昨日の私の誕生日を祝って、名前入りのケーキをプレゼントしてくださいました。

ケーキは、その後のプレゼンテーションを聞きながら、みんなで頂きました。皆さんの心遣いに感激しました。

本日は、スタートアップカフェに集う起業家の皆様からお話を伺いました。中国留学の経験を活かし、日本と中国の間の取引をＩＣＴ技術でサポートするビジネスの構想をもつ若手グループの皆様、ご主人がこだわりの靴磨きのビジネスを立ち上げ、奥様がウェブデザインでサポートするご夫妻、ミュージシャンとしての経験と、スタートアップカフェで学んだプログラミングを活かしてビジネスを立ち上げた若者などからお話を伺い、スタートアップカフェが触媒となって様々な新しい取り組みが始まっていることを実感しました。

その後、那覇空港から東京に戻りました。

ＩＴ技術を生かした新たな取り組みが沖縄の発展に貢献する可能性を強く感じた２日間の視察でした。


(那覇市の富士ソフト株式会社で、野澤宏会長（左）からお話を伺っているところです。)


(ウェブサイトのセキュリティチェックの様子を見学させていただき、記念撮影をしました。)


(沖縄市のＩＴワークプラザで、ＧＣＧＣスタジオ株式会社の山添武部長(写真中央)より説明を受けました。私と平井委員長が持っているのは、相撲の白鳳関の動きをキャプチャーした際に使用したスーツです。スーツは地元でつくったとのお話でした。)


(アーケードリゾートオキナワの入り口の様子です。)


(まちづくりＮＰＯコザまち社中の照屋幹夫理事長(写真左)より、説明を受けているところです。)


(ゲストハウスのある３階の様子です。)


(青空がひろがる屋上では、ジェットバスやシャワーが使えるとのこと。)


(これが「ヴィーガンデリプレート」です。ヘルシーで美味しいランチでした。)


(アーケードリゾートオキナワのビラです。)


(スタートアップカフェコザの皆様からサプライズでバースデーケーキを頂きました。)


(名前と年齢入りのケーキです。皆さんの心遣いに感激しました。)


(右から、豊里健一郎さん、杜 欣さん、黄 逢春さんです。日本と中国の若い技術者が協力してアジアを舞台とした新たなビジネスを立ち上げようとしている姿に、新しい時代を感じました。)


(スタートアップカフェコザの前で、お話を伺った皆さんやスタッフの皆さんと記念撮影をしました。)