8月18日は、午後6時半からJA南信州農政同友会の主催により開催された「農業・農政をめぐる情勢および日EU・EPAに関する農政集会」に出席しました。
はじめに、農政同友会を代表して寺沢寿男会長代行よりご挨拶があり、つぎに、EPA合意概要と課題報告について農政同友会の事務局から説明がありました。
次に、寺沢会長代行より「日EU経済連携協定交渉に関する要請書」を頂きました。この中で、国内農業、特に中山間地農業の再生産が可能となるような生産基盤の維持・強化に向けた国内対策の充実の要請を頂きました。
私からは、日EU・EPA交渉の経緯や合意内容の概要についてご説明をするとともに、今後の国内対策に向けた考え方をお伝えしました。
意見交換の時間には、酪農部の塩沢光宏会長、JA青年部(養豚)の丸山公弘さん、女性部代表の遠山幸江さんからご意見を頂き、私からもお答えをしました。
本日の会合で特に私が強調したのは、
・人口減少下にあっても、食料安全保障や地方創生、観光立国などの観点から、中山間地を含め、日本の農地を活用していくことが重要であること。
・日EU・EPA交渉では、米の関税削減・撤廃からの除外の確保、麦・乳製品の国家貿易制度、糖価調整制度、豚肉の差額関税制度などの基本制度の維持、関税割当やセーフガードなどの措置を獲得したものの、国内農業への影響の可能性を踏まえて、秋を目途に総合的な政策大綱をまとめあげること。
・皆様から頂いたご意見を踏まえ、畜産クラスター事業の予算確保や要件の緩和、食育の推進、輸入食品の検疫の厳格化などにしっかり取り組んでいくこと
などです。中山間地農業を元気にする委員会の委員長としても、頑張ってまいります。
(寺沢会長代行より代表要請を頂いているところです。)
(私からこれまでの経緯や今後の方針についてお話を申し上げました。)
(JA青年部の丸山公弘さんからご意見を伺っているところです。)