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飯田市の認定こども園と包括医療協議会を訪問、飯田精密機械工業会定期総会に出席

2012年5月28日 月曜日

本日(5/28)は、飯田市議会議員の新井信一郎先生とともに認定子ども園 勅使河原学園を訪問し、理事長の勅使河原公偉先生からお話を伺いました。

勅使河原学園は平成20年に幼稚園から認定子ども園となり、今年3月に改築された新しい園舎に移転されました。0~1歳児、2歳児、と年中、年長が各1クラス、年少が2クラスの合計6クラスあり、定員は114名とのことです。

始めに学園の中をご案内いただきました。木をふんだんに使った広い廊下や高い天井、各教室を縁側のように囲むウッドデッキなど、とても広々とした気持ちの良い空間でした。こどもさんたちも、とても人なつっこく話しかけてくれ、ジャンケンをして遊んだりしました。

懇談では、理事長先生から、園の運営や子育ての課題などについて、様々なお話をお聞きすることができました。

「認定子ども園は文科省と厚労省が所管しており、ほぼ同じ内容であっても、異なる様式の書類をそれぞれに提出しなければならず、事務量が倍になった。」

「認定子ども園は保育園部分についての運営費補助が、単独の保育園の場合に比べて75%しか出ないため、その分が経営の圧迫要因となっている。」

「保育園と幼稚園では、保護者の負担軽減の仕組みが異なり、保育園では概算の所得によって4月から6月まで暫定保育料を支払い、前年所得が確定してから7月から9月に清算する形で、入園当初から負担軽減が図られるが、幼稚園では、就園奨励費が11月末に半分、3月末に半分現金で支払われるため、入園当初の負担感が大きい。」

「制度上、幼稚園部門には夏休みがあり、保育園部門には夏休みがない。幼稚園生が夏休みに通園する場合には預かり保育料を別途頂くのが原則だが、そうすると幼稚園就園の時に他の保育園に移ってしまう子がでてしまうため、保育料はとっていない。この部分も経営の負担となっている。」

「保育園の方が幼稚園よりも厚い補助を受けていることが分かった。空気清浄機やテレビも保育園むけの補助で頂くことができた。また、認定子ども園になったため安心子ども文庫予算として厚労省から50万円の補助があったが、幼稚園のみの場合にはそうした支援はない。」

「幼稚園ではきちんと座って先生の話を聞いていた子どもたちが、小学校の参観にいったら勝手気ままにしていてびっくりしたという話も聞く。幼稚園と小学校、保育園が連携をとって、教育の質を高めることが必要ではないか。」

など、貴重な情報やご意見を頂きました。よりよい子育て環境の実現のため、私自身も活動していきたいと思います。


(左が新井信一郎先生、中央が勅使河原公偉先生です。)


(勅使河原先生には、貴重な時間を割いて、様々なお話を頂きました。誠にありがとうございました。)



その後、飯伊包括医療協議会の事務局を訪問し、関島隆夫事務局長からお話を伺いました。

この協議会は昭和49年に、医師会、歯科医師会、薬剤師会、保健所、市町村、保険医療福祉団体などが会員となって結成され、休日夜間救急診療の連携や医師不足への対応などで地域に大きな貢献をされています。

予算、決算の役員会の他、緊急救急医療対策委員会、医師等確保対策委員会など、12の委員会を通じた活動をされています。(概要については、「飯伊地区包括医療協議会の概要」(pdfファイル)をご参照ください。)

飯伊包括医療協議会は、平成19年には厚生労働大臣表彰、平成20年には第一生命保険の保険文化賞を受賞されるなど、地域医療のモデルとして高く評価されています。今後益々のご活躍を期待したいと思います。


(右から関島事務局長、長野県地域産業保健センター飯伊地区コーディネーターの岡田茂子さん、事務局の佐々木さんです。お話を聞かせて頂き、誠にありがとうございました。)



午後6時からは、「飯田精密機械工業会平成24年度定期総会」終了後の懇親会に出席しました。

矢崎隆司会長からは、「今必要なことは、人材の育成・確保、産学連携であり、飯田工業高校との連携した事業を行っている。またエネルギー不足に対応するプロジェクトとして小水力発電システムの開発にも取り組んでいる。」とのお話を頂きました。

私は、「こうした同業組合の中で、産学連携や新規事業の開発などに具体的に取り組んでいるところはまれであり、本当に素晴らしい活動をされていることに敬意を表します。今最も大切なのは、元気を出して新しいことにチャレンジすることだと考えます。会員の皆様のご活躍と飯田精密機械工業会の益々の発展を祈念します。」とお祝いの言葉を述べました。


(懇談の中で、各社の取り組みについてお話を伺うとともに、激励やご意見をお聞きすることができました。皆様、誠にありがとうございました。)