8月2日は、フランスでの消費者問題等調査の2日目。
お昼に、味の素株式会社の柏倉正巳執行役常務からフードロス削減の取り組みを中心にお話を伺いました。
味の素の酵素をつかった技術により、おにぎりやチーズなどの食材の賞味期限を延ばす取り組みや、正確に受給管理を行うことにより、フードロス削減に取り組んでいるとのお話を伺いました。
午後には、フランスの大手マーケットチェーンで世界各地に店舗を展開しているカルフールの郊外店を視察しました。
はじめに、エグゼクティブアシスタント兼CSRプロジェクトマネージャーのニーナ・スティフさんと、フードバンク団体「Too Good To Go」のローランさんから、お話を伺いました。
カルフールでは、見た目の良くない商品に「食品ロス反対ラベル」を張ってアピールしたり、賞味期限が近い商品を3割から5割値引きして売ったり、フードバンク団体とパートナーシップ協定を結んで、売れ残り食品を寄付して、福袋をつくり、アプリで消費者とつなぐなどの取り組みにより、食品ロスの削減に取り組んでおられます。
その後、実際に店舗における取組の状況を見せていただき、説明を受けました。
夜には、日本からの食材の輸入や、和牛を中心としたレストラン経営などをされているSARL OMATSU FRANCEの下田豪さんと、社員の平川すみれさん、そば店「越前そば東郷」を経営されている松井健児さんと松井恵子さんからお話を伺いました。
下田さんは、一般社団法人長野欧州貿易支援機構と連携し、パリで長野県の物産を紹介し、貿易拡大につなげることを目的とした拠点である「パリNAGANO」設立に向けても活動いただいています。
私からは、フランスで日本の食材や食文化をフランスの皆様に広めるために努力されている皆様の取り組みをしっかり応援していくことをお誓いしました。
後列左が、お話を伺った味の素株式会社の柏倉正巳執行役常務です。
巨大なカルフールの郊外店舗です。
カルフールのニーナ・スティフさんと、オンラインで参加くださったフードバンク団体「Too Good To Go」のローランさんからお話を伺っているところです。
黄色い値引き札が張られた商品がおかれたケースです。
店長(写真右)から、値引きの手順などについて具体的なお話を伺いました。
売り場の入り口の前で記念撮影をしました。
右から、SARL OMATSU FRANCEの下田豪さんと、社員の平川すみれさん、私、そば店「越前そば東郷」を経営されている松井健児さん、稲田朋美先生、松井恵子さん、吉田統彦先生です。